サモコフでの用事を済ませて、さあ、ソフィアに帰ろう。でも、同じ道を帰るのはつまらないし、高速道路リューリンもできたことだから、ドゥプニッツァをまわって帰ることに。
サモコフからドゥプニッツァに抜ける途中には2つ、お気に入りの温泉があります。一つはベルチン・バーニャ、そしてもう一つはサパレバ・バーニャ。どちらもいい温泉なのですが、あまりに暑くて熱中症になりかけていた私.。熱くて効き目の強いお風呂なんかに入っちゃったらかまゆで状態になっちゃうよ・・・ ちなみにベルチン・バーニャは15分も続けて入っていると湯あたりするほど温泉成分が強くて、サパレバ・バーニャは100度以上のお湯が噴出する、バルカン半島屈指の熱い温泉なのです!!
でも、こんな温泉には夏の間屋外プールが開かれるのがブルガリア・・・ プールに入っていこうかな? と思ったら、水着を忘れてました(苦笑)。お風呂の準備をするときにプールの準備もしようかと思ったけど、そのまま忘れてた、チャンチャン・・・ でも、とりあえず、どんな感じか見てみよう!
サモコフからドゥプニッツァに向かう道から、ソフィアに向かう山の抜け道を少し入ったところにあるベルチン・バーニャ。温泉とプールのある通りには・・・ 通りの端から端までもうびっしり車が止まっています。プールの方は、外から見るとプールがどこにあるのか分からないほどの人、人、人・・・ まさに「芋の子を洗うような」という表現がふさわしい!! 新しいホテルもできてましたがここには温泉がひかれてるのかな~。
サパレバ・バーニャの方は・・・ ここは何年も前から改装工事をしていて、何回も試しに行ったのですが改装工事が終わっておらず、何回もフラレたところですが、今回行ってみると、温泉が改装オープンしている!! 以前からある由緒正しい温泉の建物に、ガラス張りの新しい建物をつなげて温故知新!! さらには・・・
以前の入口のほうに、やはりガラス張りの屋内温泉プール。それだけじゃなくてその隣に新しい屋外プールまでできてる!! そしてやっぱりここも人、人、人・・・ もちろんこの施設には家族風呂(バナ)もありますが、ゆっくり楽しむには水着を持ってきたほうが良さそうですヨ。
プールを見下ろすようにコウノトリの巣が。ずいぶんと大きくなったヒナたちが窮屈そうに人間達の行水を見つめています。道端の木陰には牛達が・・・ 「暑いよ~、動きたくないよ~」と言っているようです。
せっかくサモコフに来たんだし、ここはサモコフ名物「じゃがいも」を買って帰ろう!! と、ドゥプニッツァを抜けて最初に道端であんずや桃、ネクタリンを一緒にジャガイモを売っているおばさんのところに立ち止まりました。サモコフのジャガイモか、と尋ねてみると、
「サモコフのじゃないけど、この近くのセロで採れたのよ。おいしいわよ。」
それから真っ赤に熟れたトマトも!! ウチに帰って冷やして食べると・・・ これぞ庭で採れたトマトの味!! 惜しみなく太陽を浴びているので、皮はかたいですが甘さと味の濃さは格別でした!!