おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリアの車窓から・・・ ロヴェチまで鉄道の旅

2011-08-17 14:25:56 | ブログ

アトリエ・コスタディノヴィのプラメン&ヤニータと、お仕事の話をしなきゃ。どうしても直接会って話がしたいのと、画材をソフィアからアトリエ・コスタディノヴィに届けるので、アトリエ・コスタディノヴィのあるロヴェチまで行くことにしました。が!! また、よりによってこんなときにウチのシュコーダ・フェリシアちゃんが故障 orz・・・ まぁ、こんなガソリン高の折なので、これは節約のために公共の交通機関で行こうかな。

ちょうどその日は、プラメンとヤニータも夕方から用事があるので、お昼を一緒にしながら打ち合わせをしようということになりました。ロヴェチには、始発のバスで行っても列車で行っても到着するのはほぼお昼。でも、この際だから行きは早起きして6:55分発ヴァルナ行きの列車でレフスキまで行って、それからトロヤン行きの列車に乗ってみよう!! 

と思ったら、目が覚めたのは6時!! げげーっ 乗り遅れる~っ!! バタバタ仕度して取るものもとりあえず家を飛び出すと、ちょうどタイミングよくバスが来たので、どうにかギリギリ列車に間に合いました。フぅ~っ。Traintovarna

Locomotive ヴァルナ行きの列車。ヴァケーションシーズン真っ盛り+ブルガリアの夏の首都とも言われるリゾート地のヴァルナに行く列車とあって、冷房の効いた、イスもまあまあきれいです。外にいろいろ落書きされてるのがちょっとかわいそうだけど(ヨーロッパの列車にありがちなものです)。1等車は80%、2等車の方は少し空いてて50%くらいかなあ。

Traintoilet1 Traintoilet2 日本では見なくなった、用を足すと直接線路の見えるトイレも、ここブルガリアでは現役!! でも、2等車には珍しく使える程度にはキチンと掃除してあって、申し訳程度ですが、トイレットペーパーもあったのにはかなり驚きましたが・・・(笑) 機関車は、ウチのフェリシアちゃんと同じシュコーダ製!!Shkoda

Shasou ソフィアを出発した列車は、ブルガリアのチョコレートの名前にもなっている「スボゲ」、そしてヴラッツァ、ヴィディン方面への分岐点「メズドラ」という町を通る、イスカル川の渓谷沿い、興味深い地層の見える断崖のそばを快適なスピードで走って行きます。ブルガリアでも屈指の景色のいい路線じゃないかな? 結構オススメ路線ですよ!! 一つ一つ駅を過ぎるたびに乗客が増えてあっという間にほぼ満員になりました。みんな海に行くのかな? メズドラを過ぎると今度は広々とした景色の中を走って行きます。のんびりした風景と、朝早起きしたせいでウトウトしちゃいました。

Traintotroyan 列車はプレーヴェンを過ぎて乗換駅のレフスキへ。これまで乗って来た青い客車や、最近多くなったシーメンスのイモムシディーゼルカー・・・みたいなきれいなの、ではなく、ホームの端にぽつんと置かれている、いつもの白赤のコンパートメント式の客車がトロヤン行きの列車でした。後からやってきた一両編成の客車列車がガチャンとつながれて、のんびり出発。小さなディーゼル機関車に牽かれて、ロヴェチまでの道のりは実をびっしりとつけて頭を垂れたひまわりの畑の間をのんびりと進んでいきました。Shasoutolovech

帰りはロヴェチ発のバスでしたが、列車では5時間かかったところを3時間以下・・・ 列車、遅すぎ。でも、まあ、のんびりした旅行を楽しめるので列車の旅、悪くないですよ!!

おまけ: ヤニータはとても日本が大好きで、以前は合気道をやってたんだとか。共産体制時代に買った「枕草子」のブルガリア語訳の本を見せてくれました。一緒にランチをするときヤニータとプラメンが特に興味を持っていたのが、「箸でブルガリア料理を食べるとどうなるのか」、より正確には「箸でナデニッツァ(ブルガリアの腸詰め・ソーセージ)が切れるのか?」ということでした。日本人のわたしはもちろん箸でナデニッツァを切りましたが(結構苦労した)、ヤニータは箸でナデニッツァをおさえながらナイフで、プラメンは最初からナイフとフォークで切ってました(笑)。Salad  

セロからヤニータのお母さんが持ってきてくれたピンクの大きなトマトやオレンジ色のトマト(!!)のサラダには、彼らの庭に生えている食べれる花(名前は失念・・・)が彩を添えていました。「これってお腹の調子を整えてくれるのよ」とのこと。食べてみると、茎の所はかいわれ大根のような味が。こりゃ、たしかにお腹に良さそうだ。Eatableflower

コメント (7)
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