昼間はカーッと気温が上がるバルカン半島内陸のソフィア。その中でも庶民の町リューリン・・・ 例にもれずウチのアパート暑すぎ!! 冬は日当たりがよくて暖房ナシでも結構いけるのはいいんだけど。それでも、38℃にもなった一時期よりすこし過ごし易く、気温は30℃前後。朝晩はかなり涼しい~。何せ最低気温は15℃以下ですから。
その上ここ、首都のソフィアのリューリンは夜中じゅうウルサ~イ!!(怒)
まず、ウチの前の小さな公園みたいなところで若い人たちが夜も騒ぐー!! でも、それだけじゃないんです・・・
ここ1ヶ月くらいですが、日が沈んだ午後10時ごろ、外の木々で
「ピーィ、ピーッ」と・・・ 最初はどこかの家の立て付けの悪いドアが開く音かと思ったのですが、どうやら鳥の鳴く声、それも何羽かいるようですが・・・ これがまた結構ウルサイ!! 何の鳥?と思ってネットで調べてみると、夜に鳴くのはトラツグミというハトくらいの大きさの鳥だそうです。この子?(フォト蔵さんの写真を使わせていただきました)
でも、この鳥、ブルガリアにいるのかな? もしこの子がいないとしたら、あとはふくろうの巣立ち頃のヒナ、という可能性もあるそうですが・・・ ヨーロッパで夜鳴く鳥としてはあの有名な「ナイチンゲール」や「ロビン」(コマドリ、ですね。バットマン&ロビンみたい!はたまた「こまどり姉妹」!?)がいますが、鳴き方が違うんだよなぁ・・・
もしトラツグミだったとしたら、この夜に鳴く鳥、別名を漢字で書くと「鵺」、そして読み方は何と!! 「ヌエ」 ええ~ッ!! ヌエ?! あの横溝正史の金田一耕助シリーズ「悪霊島」でキャッチフレーズだった、
「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」っていうアレ? 小学生のときこれを見て震え上がったものです。 「ヌエって何?」
ネットによると、「夜悲しげな声を出すのでこれが鳴いていると不吉なことが起こるといわれている」との事。何でも平清盛のころの王(皇?)家のどろどろとした話の中に、こんな声で鳴く怪物が現れたんだって・・・ でも、おそらくウチの窓のすぐ前の木で鳴いているこの鳥の声は、元気いっぱいな「ピーッ!!」 悲しげというよりはテリトリーの主張、もしくはメスへのアピールっぽっく聞こえます。 不吉じゃないけど、少なくともちょーど寝ようってときにピーピー・・・ もーっウルサーイ!!
眠れない理由はさらにもうひとつ・・・ 最近ウチの周りを、朝まだ暗いうちからうるさくする動物が・・・ それはバス停ひとつ向こうのロマの人たちの居住区からやってくる「ノラ馬さん」たち!! けっこうデカい2~3頭が「ブルルッ、ブルルッ!!パカパカパカ・・・」 もォ~、どうにかしてよ~、眠れないヨ~(泣)
そういうわけで、朝起きたときのワタシの状態はサイアク・・・ 暑さには慣れてきたけど、夜ぐっすりは眠れてません。でも、「ヌエ」の姿をぜひ一度見てみたいな~。