最近日本でも何かと話題の北欧系家具屋「ＩＫＥＡ」・・・ ウチの実家の近所にも最近出来たらしく、あたらし物好きの県民性をモロに反映してか大行列の毎日、なんてニュースを聞きます。今あのあたりは若い夫婦が新居を建てるのがトレンドのようで、そこを狙って出店したのかな? そのせいかどうだか、建設中のマンションは出来る前から完売、そしてあの近辺の地価や賃貸の家賃はバブル期のよう・・・ 東京駅に総武線快速一本で通える千葉のＴ伯父のとこの借家よりも家賃が高かったりするのはナゼ?!
去年、東欧の田舎国の首都に出来た「イケア」。場末のリューリン地区からはちょうどソフィアの反対側に当たるところですが、「オコロブラステン・プット」（環状道）の立体交差工事もほぼ終わり、スムーズに車が流れると２０分弱で行けます!!
ここ数週間続く「ジェガ」（酷暑）・・・ 連日４０度近くまで気温が上がり、南東向きのウチのアパートは昼間はもちろん、夜になっても暑い・・・ もちろんエアコンはありませんからウチにいても熱中症になりそう・・・ 休まらないヨ～。どこか冷房のある涼しいところに逃げよう!! と、車を走らせてイケアに出かけました。あそこはカフェレストランでまったりできるしネ！
でも、目的はもうひとつ!! 日本人には気にならないことでもブルガリア人がたいがい嫌がることのひとつに「床に布団を敷いて寝ること」があります。基本的にはアパートに備え付けの家具で生活するのが普通のブルガリアですが、お客さんのために以前から持っている「マトラック」（＝マットレス。ホントに体育館の体操マットみたいなんですよ。笑）、日本人のお客さんには何のためらいもなく床に布団として敷くのですが、ブルガリア人のお客さんが時々あるときにはちょっと躊躇してしまいます・・・ いっそのこと折りたたみベッドでも買おうかな？と思っていると、ドイツ系スーパーマーケット「リドル」で１１９レバ（＝約５６００円）で売り出し中。
これはいいタイミングなのかなぁ・・・ と思いつつ見に行きましたが・・・ これだとたたんだら何にも使いようがないし、それになんとも頼りない・・・ ブルガリア人のおばちゃんたちの体重（少なくともワタシの友人の何人かはヤバそう・・・）に耐えられるのか? と、二の足を踏んでいたところでした。いっそのことフランス系スーパー「カルフール」で常時展示している１９９レバ（＝約１万円）のソファーベッドにしてしまおうか? でもそれじゃちょっと幅が大きすぎて思ったところに入んないんだよなぁ・・・
イケアで以前に目をつけていた「チェアベッド」ブルガリア語でクレスロ。カタログを見ると４００レバ前後の値段が付いています。日本のイケアとも比べてみるとほぼ同じ値段？ちょっと安いかな。でもブルガリアのイケアのサイトが日本のイケアのサイトと違うのはこのチェアーベッドの「フレーム」だけが商品として上がっていること!! もちろん日本のイケアでも、商品倉庫の棚からそれぞれの部品を取って大きなカートに乗せてレジに運び、お家で組み立てるのでたぶんフレームだけを買うことは可能なのでしょうけど。
この商品、一人用のベッドの幅で、折りたたむと一人用のソファーになります。ウチにあるマトラックを使えれば一石二鳥だ!! と思いつつ、フレームとベッドカバー（折りたたんだ上からかぶせてソファーのように見せるため）を商品倉庫の棚からひっばりだしました。さぁ、そろそろウチの部屋も涼しくなってるだろう（希望的観測・・・）から、帰ってぼちぼち組み立てようかな・・・ でも、待てよ！レジの横に「ナン物コーナー」があったから、そこもチェックしてみよう!! と、通ってみると、なんと!!
今、棚から出して箱に入っているのと同じ商品が目の前に!! 「欠品あり」と書いてあるけど、どこに問題があるのか見当たらないので店員さんに聞いてみると、
「ボルトが２つなくなっているので、オリジナルの部品ではなく汎用品のボルトで留めてある。けど、それだけだよ！オリジナル商品より丈夫だったりして（笑）」・・・ いいの？そんなこと言って?! 確かにおしゃれに塗装されている中に不恰好なフツーの銀色のボルトとナットが・・・ でも、機能的にはまったく問題ないし、それにもうできちゃってるし、そして何より定価より４０レバも安い!!
これは絶対に買いっ!!! と、即決!! 箱に入っている新品はその場でお返ししてそのままその商品をカートに載せ、レジに向かいました。
ウチに帰ってさっそくマトラックを乗せ、カバーをかけてみると・・・ おお～っ！ぴったり!! 座り心地もいいし、今までマトラックを入れていたところを別の収納に使えるし！ そして何よりブルガリア人が泊まっても文句を言わせないゾ!!! イケアでは暑さをしのげて、ドリンクバーでまったり涼めたし、いい買い物もできたし、ホントにいい事だらけダっ!!!
