ブルガリアに住んで、いやというほど思い知らされたこの国の常識があります。それは「安かろう、悪かろう」ということ、つまり、安いものにはそれなりに理由がある、ということです。極端に安い野菜ははっきり言って傷んでいます。それで傷んだ部分を切り取って調理しなければならない・・・・という手間を考えて買わなければなりません。ヒマなときにはお買い得ですが、忙しくて「今日は料理に時間がかけられない」というときには、むしろ一段高いものを買うほうが日持ちがするのでかえってお得なようです。
「靴」も、安物ははっきり言ってとんでもないことになります。夏に買ったサンダルはあっという間にそこがはがれてしまいました。12レバ(約900円)でしたから仕方がありませんね。歩いているときに後ろの人にチョッとかかとを踏まれたらものの見事に「ビリ~ッ」と靴底がつま先まではがれて「べろ~ん」とぶら下がってしまったのでした。どんなノリで靴底を貼り付けていたんだろう・・・・(まさかごはん粒じゃないだろうね!激怒)
ブルガリアにおける靴の安全価格帯は30レバ以上といえます。道路状況が悪く、また何キロもバス代をケチって毎日歩く庶民にとって靴選びはとても大切なのです。(その割には靴底がうすくて高いピンヒールのブーツで雪の中を歩いている女の子も多いですが・・・) 収入の少ない人に聞いても「20レバ以下はダメよ!!」と言われます。
冬は底冷えするブルガリアでは「下からの冷えを止める」うえで、靴は大事な防寒の要と言えるでしょう。田舎ペルニックで探すと20レバ以下の「粗悪品」か90レバ以上の「そこまで高くなくてもいい程度の流行のもの」しかないので、気分転換をかねていつものHDK(エンデカ)の地下に行ってみました。私的にはここが一番店舗数も多く見比べることができるうえに値段もリーズナブル!去年ショートブーツを見つけた店でロングブーツが「プロモツィア(売り出し)」でした。55レバ!おお!!値段もお手ごろではないですか!プロダバチカ(女性店員)は90レバのもっとロングなブーツを勧めましたがそちらは高くて、チョッとキツイ(ヨーロッパの靴は幅が細く、幅広甲高な日本人の足にあわせるのは結構むずかしいみたい)・・・と言うわけで55レバのほうにしました。
これで雪の中を歩いても上の方から雪が入ってくることはないゾ!勢いでかばん(30レバ)も買って日ごろのストレスを衝動買い(?)で発散したのでした。底のしっかりしたブーツは靴ずれもおこさず快適そのものです!! でも試し履きしたときに気づいたのですが、わたしって、ふくらはぎ太!そしてひざ下が短っ!!(涙)
去年の初夏にブルガリアで買ったサンダル。
デザインもはき心地もよかったのに、
夏が終わる前に壊れました・・・18レヴァ!がいけなかったのね。
ブルガリア語の勉強は地道にがんばっています。
いままで使っていた言葉がじつはぜんぜんちがう意味だったりして。赤面することもあるけど。
聞きかじりで使っていた言葉たちの意味がわかるって、おもしろいです。
丸暗記していた言葉も単語を変えれば応用が利くし。
目指すは単独ブルガリア旅行に不自由しない(もしくは楽しめる)程度の語学力です。