ソフィア市民の台所キルコフ(別名ジェンスキー・パザール)をお客さんと歩いていた時。お客さんが「リンゴが好き」というのでせっかくキルコフに来たんだからリンゴを買って帰ろう・・・ あいかわらずの活気。市内各所にイマ風ショッピングモールがボコボコ建てられても、食材はここでっ!! と決めている人は多いようです。
最近大型スーパーでりんごはイタリアやポーランドからの輸入モノ。そんな遠くから持ってこなくってもつくってんじゃん、ここで!! 「地産地消」しよ~よ、もっとーっ!! ブルガリアのりんごは小さくて形は悪いけど、大して手間もかけられていないっていうワイルド感、ろくに農薬も使われてないっつー 消費者的安心感。・・・農薬も肥料もタダじゃないから~(?笑)
そんなキルコフにある1軒・・・りんごですがすべて名産で有名なキュステンディル市から持ってきたっつーことらしいです。売ってるおにいさんはキュステンディル地元民。他店との「差別化」にと、りんごの品種を表記しています。 ・・・とっ‼えっ!? 「ムツ」?
「あー、そうだよ。日本のヤツでしょ? 甘くてオイシイよ! ウチの方でつくってるんだー」即、買いっ!! 他のブルガリアオリジナルの品種やフランス原産の品種のと一緒に2㎏分も!!
おにいさん、「日本でもムツってこんなんなのか?」と逆に質問。このおにいさん、日本の青森なんかに行ったことないだろうし・・・日本のムツはもっと赤かったような気がするんだけど。それにりんごの専門家でも青森県民でもないし・・・(青森県民ってりんご食べただけで品種があてられるっつーじゃないですか)
それから次の日、足りないものをチョコっと「カウフランド」スーパーで!と立ち寄ると、あっ!!今度はりんご「フジ」!!またまた即買い!!
食べてみると・・・「ムツ」も「フジ」もこちらのはあんまり赤くなく(「ムツ」は赤いのと緑のがあるらしい…)、でも甘さがやっぱりこちらのりんごとは少し違う!おいしい!! 「まったく日本と同じ」とはいかないかもしれないけど、日本ではリンゴは皮をむいてそのままさっぱりいただくのが好まれてる、その感じです。特にフジはしゃっきり感がこちらのポコポコ食感のりんごにはない感じです。
キュステンディルっ子たちはりんごをよくオーブンで焼いたりケーキに入れたりします。あー、りんごのこと考えてたらおいしいアップルパイ、食べたくなってきた!! 今度焼いちゃおっかなーっ!!
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ムツがブルガリアでも栽培されてるって、なんか親しみわきますね。そう言えば、この写真の右手前の角の店に長い行列あったけど何の店だったんだろう。
ジェンスキー・パザールのこちら側の入口はなんだか新しくなっちゃって、昔の雑多な感じが残っているライオン橋側の入口の方がどちらかというと好きですが(野菜やお肉を買うのに利用する機会も多いですし)、歩きやすいのはいいですよね。
電車通り沿いのお店はたぶん乳製品、お肉、それにナッツ類などのお店だったと思うのですが、たぶんその中の何軒かが「ペンショネールスキ・マガジン」(年金生活者向けのお店)と言って安いんだと思います。少しでも安いお店には同じものを扱っている店が何軒かあっても行列ができますね・・・