いよいよ秋~っ!! ブルガリアの秋はけっこう雨が降るのですが、8月末から9月はじめはまだ大丈夫!! どっか行きたいな~と思っていたら、友人のサショーとヴェセラ夫妻が「遊びにおいでよ」と誘ってくれました。彼らの家はアセノフグラッド!! ワインと僧院で有名な町です。
ここはロドピ山脈の入り口で、スモーリャン、デヴィン、シロカ・ルカなど(某ヨーグルトの宣伝に出てくる)、日本人が「ブルガリア」と聞くと思い浮かべる風景の村々に向かうのに必ず通るところです。日付が決まったらソフィア在住でスモーリャン出身のモミーチェタ(=ガールズ)も一緒に行くことになりました。ワ~イ!! ニギヤカだ~っ!!
金曜日の夜にまずはアセノフグラッドへ。ソフィアから約2時間。車から降りると・・・ まず空気がきれいなのを感じます。それに気温だけじゃない何か・・・ たぶん、ほどよい湿気?安心してまずは深呼吸・・・ フ~・・・
サショーたちの家は1戸建て、3階までありぶどう棚のあるステキな庭もついています。
その晩はその庭でバーベキュー!! 庭なので、外のコンセントからつないだ電気グリルを使うからカンタン!! 自家製ラキアで食欲がわきます!!いいにおいをかぎつけネコたちが「くれニャ~っ!!」
次の日、みんなで一緒にスモーリャンまで。スモーリャンに向かう道の途中、やたらと山清水が流れるチェシマ、つまり水道口があります。チェシマはブルガリア中どこでもあるものですが、ここのはほぼ全部に人の写真が貼られていて・・・ 「これはイスラム教の影響でネ・・・ 誰か亡くなると一つチェシマを作るんだよ。死んだ人が功徳(=つまりこの水で道行く人の渇きを癒すと言う善行)を積んで天国に行けるようにと・・・」 へ~っ、知らなかった~!! ソフィアではネクロロックという、亡くなった人を偲んで貼る紙があるのですが、こういうチェシマはないもんネ。そんなチェシマの一つでバーニッツァで朝食!!
モミーチェタをスモーリャンの家に無事送りとどけ、その後サショーは「いいところがあるゾ!ついて来い!!」とノリノリ・・・ 地元ぃの友人のこういうノリにはついて行くのがいいですヨ!! 彼らの自慢のいいところ(またはいいもの)を見せてくれること間違いなし!! スモーリャンからしばらく走って「グラダ(都市)」というセロ(村・・・?笑)に。ホントに小さな村なのに「都市」とは、これ如何に・・・ 真ん中のバス停ではバビチキ(おばあちゃんたち)がのんびり世間話・・・
まずは軽く山登り。初秋のひんやりした林をぬけると・・・ ロドピ山脈が一望できる展望台!! ここは昔の要塞で矢尻や装飾品が出土したそうです。「あっちがギリシャだよ。ここなら向こうのラジオやテレビも入るよ」
途中、ロバを連れて畑仕事をしている家族・・・
入り口に戻ってみると、その家族のものなのか、何ともクラシカル(?)なサイドカーを見つけてサショーはご機嫌!! ところで・・・ おなかすいたな~ どこで食べるの?ランチ・・・ もう夕方4時なんだけど・・・
「ヨシ!! 車で移動だ!!」と山道をまた走りはじめました。くねくねと川沿いや小さな村を走ることしばし・・・ 少し開けたところに来ると・・・ あれ?誰かがバーベキューしてる!!! 「へっへっへっ!! ココだよ!! いいところだろう!?」
ヴェセラの弟夫婦とそのそれぞれの両親がすでにそこでバーベキューを始めていたのです!! キャ~っウレシ~っ!! おなかぺこぺこ!! バーベキューはアルメニア式だそうで(ヴェセラの弟のお嫁さんとその両親はアルメニア人なので)、長ーい串にお肉、ジャガイモなどを刺し、焚き火で豪快にジュ~っ!! ウマ~イ!! お肉がおいしい上に焚き火のにおいが!! 自家製のトマトやきゅうりも豪快に切って簡単サラダも!!
そのあと腹ごなしにまた少し山登り。私が大満足なのを見てサショーやみんなもうれしそう。でも本当いいところだ!! いろいろ問題も多い国だけど、やっぱり地元の人は知っている!! この国のすばらしいところを!!!
すごく長くて全然見て周れないままでした。
今度は5月とかに行きたいですね。
2月、寒かったでしょう?! あっきんさんはスキーヤーですか? その頃だったら道がツルツルのバリバリで怖かったんじゃないかと・・・
多かったですね。
シロカルカはいい感じでしたけど、やっぱり寒かったです。