おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリア・カーライフの必須アイテム?! ハンマー!!

2006-07-06 05:02:09 | ブログ

車の墓場にいっても部品が見つからなかったうちのボルボ340、82年式・・・。もうとうとう「おシャカ」かしら・・・(ToT) それじゃあ、次は何の車にしようかな・・・もうだまされないで車を買うゾ!と、未来に希望をはせていたそのとき、突然うちの大家ゴショがやってきました。冬にトイレが凍って使えなくなったときも何もしてくれなかった「頼りになるけど、アテにならない」ゴショですが、車のこととなると目を輝かせ、

Volvo340withoutmuffler 「アス、モガ!! アス、モガ!!(=I can!の意)」を連発。言い始めるとききません。

「でも、急いでるんだ。ゴショも忙しいだろう?」

「大丈夫。明日は休みだ。」

「うちの車、今はソフィアのセルビズ(修理工場)にあずけてあるんだ。」

「大丈夫!! 自分が話をつけてやる。」

「いくら探しても部品がないんだ」

「大丈夫!! 知ってる部品屋がある」

一度言い出すと聞かないゴショ。その勢いのすごさにさらにこちらも不安をつのらせてしまったりして。そんな私の様子を横で見ていたバリュ。(ヒゲの。トイレが凍ったとき助けてくれた、あの。)ゴショの古くからの友人でもあります。このバリュが「自分もいっしょに手伝うよ。」と、ありがたい申し出をしてくれたこともあり、渋々ゴショの親切(?)を受け入れることにしました。

まずは、預けてある整備工場に電話。アパートの外でかけているのに、中まで聞こえてくる大声でケンケンゴウゴウ・・・あわわわ・・・どうなるのかな?電話を切ると、「あいつはダメだ。ボッてる。」 早口のゴショの言ってる事は全部は分からないけど、どうも、次の日自分で直すということらしい。シロウトのゴショが?? どうなっちゃうの?

次の日、ゴショとバリュと車に乗り込み、まずはこのセルビズに行って車を牽引して帰ってから修理するのかなあ・・・と思ったら、何と、その整備工場のまん前の道路でジャッキアップしはじめました!! ええええ~っ!? そして車の下にもぐりこんで壊れた部品を外しはじめました。あっちを押したり、こっちを引っ張ったり、最後にはマフラーをワイヤーで別の車に引っ張らせて取り外す始末・・・ あわあわ~、こわれちゃうよ~(ToT) どうにか、問題のカルダン(プロペラシャフト)を取り外して部品屋に持って行き、「これと同じものをくれ!!」 部品屋によると、壊れたカルダンに新しいゴムのパーツを入れて再生するとの事。注文しました。120レバ(約8200円)。整備工は修理に600レバ(約42000円)かかると言っていたことからするとずいぶん安くなるけど、でもゴショのウデって・・・??

次の日、加工のすんだカルダンを、ジャッキアップしたまま夜を明かしたボルボの下から入れようとしました。でも、なかなか入らない。 ここで、ゴショの必須アイテム!!!(パラララッタラ~。byドOえもん)ハンマー! 登場!!! ガンガン、ガンガンガン!ひょえ~っ、修理してきたばっかりのカルダンまでこわれるよォ~、やめて~。

Volvo340withnewmuffler  しかし、何と驚いたことに、ボルボ340は・・・また、走るようになっちゃったのです・・・。

 でも、ゴショが車で引っこ抜いたマフラー、もともとサビサビ、穴だらけだったので、外したまま。これじゃ、ヤン車だよ~。でも、マフラーなしでも、道行く人も、そして警察もまったく振り向きません!! なにせ、見回すとマフラーが外れたまま、または穴が開いたまま走ってる車があまりにも多い! これも、またゴショが「溶接してやる! こんなものにお金を使うな! アス、モガ!!」と言いはじめましたが、さすがにこれは「マフラー専門店」で新しいマフラーをつけてもらいました。 (次の必須アイテムにつづく)

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街の広場でW杯観戦!!

2006-07-03 18:16:38 | サッカーワールドカップ

ウチにはテレビがありません!! 「ザシトォ~(ど~して~)!!?」と地元の友人たちに聞かれるのですが、いつも「ザシトート、スカーポ。(高いから)」と答えております。“日本人のくせに何言ってるんだ?”という顔をいつもされるのですが、だって、ここの主流はあの画面の丸いブラウン管(たま~に画面の端がチョッと平らになったやつがあるくらい・・・)ばっかりなんだもん!! 小さなアパルタメントに住む私にとって、あの奥行きのある、そして画面が前に丸~く張り出したノスタルジック(?)なモデルのテレビに100レバ以上出す気にはなれないのです。(これが分かってもらえない・・・ ちなみに頻出のビオレッタばあちゃんのうちのテレビは20年以上前にソフィアの有名なツム・デパートで買った東芝のテレビです、が、今でもバリバリ現役です! 「日本のテレビはズドラフ(元気)だ」って言ってました。)

ただ、ソフィアの「テクノポリス」という家電量販店に行くと、今流行の液晶やプラズマの大画面テレビやサラウンドシステムなどなど、日本製に加えて中国製や韓国製の最新商品が(どちらかというと日本製よりたくさん・・・)そろっています。もちろん、高いけど・・・

まっ、とにかく地元の地上波もイマイチだし、インターネットで情報は入手できるからいいや、と思っていたら、何と今年はドイツW杯!! 個人的にはサッカーにはあまり関心がない私ですが、W杯だけは世界のスーパープレーヤーたちが本気で勝負するのでおもしろいと思って、90分間ずーっと見てしまいます。(本当に私はサッカーオンチなんです!!) 4年ぶりに見たいなァ~と思っていたら、自宅にテレビがないこともあり、気がついたら予選リーグはとっくに終了! 何と!日本戦を見逃してしまいました・・・ インターネットで試合結果、またはAsahi.comで人形がチョコチョコ動くアニメーション実況を見ていたのですが・・・

Opencafeforwcup  夏休みに入ったこの時期、ペルニックの中心部の広場にはテント、テーブル、ベンチが出て、飲食を楽しむカフェになります。ここに何と40インチくらいのテレビが2台出るのです!! 日本なら室内用のサイズですが、こちらだとずいぶん大きく見えます。近所のスーパー「ビラ」でポテチとピーナッツを買い、出かけました。

Opencafeforwcup1  試合開始前20分、その日は何とイングランド対エクアドル!あのベッカムが出る~♪ まだテレビの前に席が空いていました。ブルガリア時間では夕方6時キックオフ。まだまだ西日のさしこみがきびしい時間です。アァ~、サングラス持ってくるんだったなァ・・・ 先に2台のテレビのうちの1台の前に「ブルガリア系イングランド・サポーター」(ブルガリア人だけどイングランドのユニフォームを着て、背中には9番ルーニーの文字が・・・)がドッカリ(といっても3人くらいだけど・・・)陣取り、なぜか太鼓をドンドコ、それも湘南コールのリズムで!! たたいていました。どうして??? しかし、しばらくすると警察がこのグループをマークし始め、彼らはいつの間にか、すごすごと退散していました。エクアドルのユニフォームを着てたら、警察からマークはされなかったかな。でもホントは警察の人たちも勤務にかこつけて試合が見たいだけだったみたい・・・

Opencafeforwcupbeer このテントカフェ、「カメニッツァ」というブルガリアで有名なビール会社がやっているそうで(どうも、ブルガリアでのW杯の放送のスポンサーらしい)、まあ、タダでテレビのまん前に陣取るのも悪いのでビールを頼みました。「ナレブナ(サーバーから注ぐ)」500mlで1レバ20(85円くらい)、紙コップには大きく会社名。ちゃんと泡も細かくてオイシイ~。同じく扱っている「ベックス」(ドイツの銘柄)は1レバ50(107円くらい)。カルトフィ(ポテト)、キョフテ、ケバブチェなどのつまみ系食べ物、コーラ、ジュースなどもそろっています。

 ブル語実況が響くと人々がテレビの前に集まってきました。ベッカムがFKをするとき、この実況はビクトリア夫人がドーノコーノと解説をし始めました。それが終わらぬうちにベッカムが蹴ったボールはゴールの(私からすると信じられないほどの)はしっこに突き刺さりました!! おおおお~っ!! ちょっとドヨめきます。でも、私はこの瞬間、ポテトを買いにカウンターに行っていて、見逃してしまいました。ア~ア・・・(悲)

コメント (3)
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