おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

初秋のドライブ① 「地元ぃ」と行くスモーリャン・ロドピ山脈

2009-10-08 17:04:47 | まち歩き

Viewfromhill いよいよ秋~っ!! ブルガリアの秋はけっこう雨が降るのですが、8月末から9月はじめはまだ大丈夫!! どっか行きたいな~と思っていたら、友人のサショーとヴェセラ夫妻が「遊びにおいでよ」と誘ってくれました。彼らの家はアセノフグラッド!! ワインと僧院で有名な町です。

ここはロドピ山脈の入り口で、スモーリャン、デヴィン、シロカ・ルカなど(某ヨーグルトの宣伝に出てくる)、日本人が「ブルガリア」と聞くと思い浮かべる風景の村々に向かうのに必ず通るところです。日付が決まったらソフィア在住でスモーリャン出身のモミーチェタ(=ガールズ)も一緒に行くことになりました。ワ~イ!! ニギヤカだ~っ!!

金曜日の夜にまずはアセノフグラッドへ。ソフィアから約2時間。車から降りると・・・ まず空気がきれいなのを感じます。それに気温だけじゃない何か・・・ たぶん、ほどよい湿気?安心してまずは深呼吸・・・ フ~・・・

Skaraingarden サショーたちの家は1戸建て、3階までありぶどう棚のあるステキな庭もついています。Catingarden その晩はその庭でバーベキュー!! 庭なので、外のコンセントからつないだ電気グリルを使うからカンタン!! 自家製ラキアで食欲がわきます!!いいにおいをかぎつけネコたちが「くれニャ~っ!!」

Breakfastatche6ma Che6ma 次の日、みんなで一緒にスモーリャンまで。スモーリャンに向かう道の途中、やたらと山清水が流れるチェシマ、つまり水道口があります。チェシマはブルガリア中どこでもあるものですが、ここのはほぼ全部に人の写真が貼られていて・・・ 「これはイスラム教の影響でネ・・・ 誰か亡くなると一つチェシマを作るんだよ。死んだ人が功徳(=つまりこの水で道行く人の渇きを癒すと言う善行)を積んで天国に行けるようにと・・・」 へ~っ、知らなかった~!! ソフィアではネクロロックという、亡くなった人を偲んで貼る紙があるのですが、こういうチェシマはないもんネ。そんなチェシマの一つでバーニッツァで朝食!! 

Atbusstop モミーチェタをスモーリャンの家に無事送りとどけ、その後サショーは「いいところがあるゾ!ついて来い!!」とノリノリ・・・ 地元ぃの友人のこういうノリにはついて行くのがいいですヨ!! 彼らの自慢のいいところ(またはいいもの)を見せてくれること間違いなし!! スモーリャンからしばらく走って「グラダ(都市)」というセロ(村・・・?笑)に。ホントに小さな村なのに「都市」とは、これ如何に・・・ 真ん中のバス停ではバビチキ(おばあちゃんたち)がのんびり世間話・・・

Krepost Explanation まずは軽く山登り。初秋のひんやりした林をぬけると・・・ ロドピ山脈が一望できる展望台!! ここは昔の要塞で矢尻や装飾品が出土したそうです。「あっちがギリシャだよ。ここなら向こうのラジオやテレビも入るよ」 Magale 途中、ロバを連れて畑仕事をしている家族・・・ Sidecar 入り口に戻ってみると、その家族のものなのか、何ともクラシカル(?)なサイドカーを見つけてサショーはご機嫌!!  ところで・・・ おなかすいたな~ どこで食べるの?ランチ・・・ もう夕方4時なんだけど・・・ 

「ヨシ!! 車で移動だ!!」と山道をまた走りはじめました。くねくねと川沿いや小さな村を走ることしばし・・・ 少し開けたところに来ると・・・ あれ?誰かがバーベキューしてる!!! 「へっへっへっ!! ココだよ!! いいところだろう!?」

Armenianbbq ヴェセラの弟夫婦とそのそれぞれの両親がすでにそこでバーベキューを始めていたのです!! キャ~っウレシ~っ!! おなかぺこぺこ!! バーベキューはアルメニア式だそうで(ヴェセラの弟のお嫁さんとその両親はアルメニア人なので)、長ーい串にお肉、ジャガイモなどを刺し、焚き火で豪快にジュ~っ!! ウマ~イ!! お肉がおいしい上に焚き火のにおいが!! 自家製のトマトやきゅうりも豪快に切って簡単サラダも!!

Selo そのあと腹ごなしにまた少し山登り。私が大満足なのを見てサショーやみんなもうれしそう。でも本当いいところだ!! いろいろ問題も多い国だけど、やっぱり地元の人は知っている!! この国のすばらしいところを!!!


リアル・トーマス?ブルガリアで出会ったカワイイ機関車を「撮り鉄」!!

2009-10-05 19:55:23 | ブログ

以前に走った高原の温泉リゾート、ベリングラッドからの道… この、渓谷沿いの道に沿って走る小さな鉄道にSLが走るらしい… でもいつ? 国鉄に勤める友人のトシュコ(ちなみに名前にコが付いていますが男、というかおっさんです。)から「9月22日に走るらしい。朝9時半に機関庫を出て11時出発だ」という情報が入りました!! 9月22日… ブルガリアの独立記念日で祝日!!「鉄」心を満たしに行ってみよう!! SLを「追っかけ」しよう!!922slruns2

SLは「セプテンブリ」駅から出発します。ホントは「鉄」としては全部列車で行きたいけど、今回はSLを「追っかけ」するので車で… セプテンブリの駅に着くと… 静かなものです。日本で「SLが走る!!」「ブルートレインが廃止になる…」なんて鉄道イベントとなると駅や沿道は「鉄」でごったがえし、怒号が飛び交うことになるのになあ~。駅のホームに行ってもそれらしい列車の陰はないぞ、と思って駅員さんに尋ねると、「マルカタ・ガーラのほうよ」と言われました。マルカタ・ガーラ…小さな駅? 本駅から地下道をくぐっていくと細ーい線路が並ぶ小さな駅。「ノスタルジック列車」と書かれたマッチ箱のような客車が。出発までまだまだあるけど何もすることないなあ… と手持ち無沙汰にベンチに座っていると鉄道員のおじさんが列車のパンフレットとぶどうをくれました。

出発時間が近づくにつれて子供連れや「鉄」っぽい人もちらほら… でも、日本のような怒号やカメラの砲列はなく。どうもみんな鉄道関係者とその家族っぽい… マッチ箱客車のほうではおじさんたちが「ああでもない、こうでもない」と言いながら作業しています… 出発時間ギリギリになっても「車掌車は機関車の次だ!! いや違う、貨車が先だ… この客車をここに持ってくると客車の電灯が点かないぞ!!…」などなど…(笑)922slpreparation1

922slatstation1 機関車が車庫からやってきました! 緑のかわいい機関車です!! 「トーマス」のパーシーやオリバーみたい!!(笑) 機関士のおじさんは「乗ってみるかい?」と子供たちにサービスしようとしています。なんともほのぼの…922slatstation2

「ピーッ」と汽笛を鳴らして駅を出発するのと同時に車に飛び乗って先回り!でも、沿道にもすこーししか「撮り鉄」がいなくて… SLは煙をもくもく吐きながら、小さい車輪を回して「チュチュチュチュ」(?)と一生懸命走ってきます。922slruns1

途中の駅では近所のお母さんたちが子供たちに見せようとやってくる機関車を待っていました。高原には牛がのんびりと草を食み、遠くにはホップ畑が… なんともゆる~い「鉄」心を満喫した休日の1日でした。922slhighland


ブルガリアン・ミステリー(?)

2009-10-02 01:57:24 | ブログ

衣替えの季節になりましたネ・・・ こちらはすっかり秋の気配。さわやかな風が吹き、朝はめっきり冷え込みます。でも昼間はまだまだ日差しも強い・・・ 革のジャケットを着てる人とキャミソールの人が一緒に通りを闊歩してるソフィア、リューリン地区。日が暮れるのもすっかり早くなりました。が、大人も子供のまだ去りゆく夏(というか、行ってしまった夏)を惜しむかのようにカフェや公園で暗くなるまでウダウダ・・・

Katastrofenakola1 そんな近所を歩いていると・・・ なんだかおかしな車が。なんかヘンだぞ?! とよく見てみると!!

Katastrofenakola2 どうしたらこんなことに?!?! 事故? それとも故障?

Katastrofenakola3 それにしても見事な壊れよう・・・ 後輪を吊り下げているところが根元からバッキリ・・・ うしろから追突されちゃったの? それともあまりにドゥプキ(穴)の多いブルガリアの道を走っていると金属疲労でこうなってしまうの?! 

ああぁ・・・ ウチのフェリシアちゃん、こんなミステリアス(?)な壊れ方、しませんように!!