私の田舎、長野県の東信・佐久地方では「あおばつ」と呼ぶ「青豆・青大豆」。
お正月は数の子と一緒に盛りつけて、「数の子豆(豆数の子)」にします。
乾燥豆なのに、茹でると枝豆のように新鮮な緑色。新春らしい爽やかさです。
あおばつ(青豆)と大豆 (乾燥豆の状態)
父の育てた「あおばつ」がいっぱい届きました。
お正月でなくても、「あおばつ」はサラダや、ひじきや切り干し大根などの煮物の彩りにぴったり。
「翡翠煮」のように、味のついた出し汁に浸けておけば「ひたし豆(浸し豆)」として、お手軽な箸休めの一品になります。
味付けしなくても、ゆでた「あおばつ」は甘くて美味しいので、ついつい味見の数が増えてしまいます。
■あおばつの茹で方(圧力鍋)
「豆類の茹で方」や「急冷」の方法は、それぞれの圧力鍋の説明書をしっかり読んで下さい!
<材料>
・あおばつ(乾燥豆) 1カップ(約150グラム)
・水 3カップ(600cc)
<茹で方>
(1) 1カップの豆を洗って、3カップの水に浸します。
タッパーなどに入れて一晩(6時間〜)水に浸けておきます。(暑い時期は冷蔵庫に入れておきます)
古い豆(前の年の収穫のものなど)は、2日くらい水に浸けておくと良いそうです。
(2)浸けてあった水ごと あおばつを圧力鍋に入れます。蒸し板(中かご)で落としぶたをして、ふたをします。
(3)火をつけて蒸気が出て圧力がかかりはじめたら弱火にし、加圧時間5分。火を止めたら、急冷して圧力を下げます。
(4)圧力が下がったら、すぐザルにあげます。(熱い茹で汁に気をつけて!)
(5)サラダのときは、このまま冷まして使います。(すぐ使わないときは冷蔵庫へ)
浸し豆は、温かいうちに漬け汁に浸けて冷蔵庫へ!
※圧力の強さが違う圧力鍋では、加圧時間が変わります。
これは、T-falのクリプソ4.5リットルの場合。
出来上がりの固さは、枝豆をイメージして茹でます。
※クリプソの場合は、流水をふたにかけて急冷します。
(蒸気口や安全ロックピンには水がかからないように注意します。)
■あおばつの茹で方(普通の鍋)
普通の鍋で茹でる時は、大きな鍋を使ってください。
大きな鍋でぐらぐらと沸騰したお湯に、一晩水に浸しておいた 豆を入れて、15分ほど。
ときどき味見をしながらお好みの固さになるまで茹でます。
お好みの固さになったら、ざるに上げて、余熱で柔らかくなりすぎないように、さっと全体に冷水をかけて熱を冷まします。(水に浸けたりはしないでください)
または、熱いまま、すぐ「ひたし豆」の漬け汁へ!
あおばつの茹で時間は、豆のサイズによっても変わります。
新鮮なもの(今年収穫のもの)は茹で時間が短いような気がします。水に浸しておいた時間でも変わるかも…。
やっぱり、肝心なのは「味見」ですね。
■あおばつの「ひたし豆」
ザルにあげて茹で汁を切った茹でたてのあおばつを、めんつゆに浸すだけ。
この豆を数の子と盛りつければ「数の子豆・豆数の子」になります。
味はお好みで加減して下さい。
私は3倍濃縮の麺つゆを3倍の水で薄めて使っています。(つまり、ストレートの濃さ)
(乾燥豆1カップのあおばつを茹でたものに、50ccの麺つゆに、150ccの水を加えて、1カップの漬け汁を作ると、浸すのに、ちょうど良い分量です。)
実家ではテンヨのビミサンを使ってます。こちらは、濃縮5倍なので40ccのビミサンに200ccの水を加える計算ですが、いつも目分量で味を見ながら使っています。
めんつゆの代わりに「白だし」も、いいですよ!
■あおばつを使ったメニューのアイデア
・あおばつとカニかまのサラダ(かまぼこや生ちくわでも)
・あおばつの明太子マヨネーズ和え
・大豆などの水煮と一緒に豆サラダ
・ポテトサラダなどの彩りに
・あおばつとコーンのサラダ
・ひたし豆に、削り節をかけて……
・煮物のいろどりに(切り干し大根・ひじきの煮物 ……etc.)
※煮物の盛りつけのときに、ひたし豆をトッピング
<参考>
・青豆の話 | 高口又四郎商店
青豆(青大豆)についてのコラム。とても勉強になります。
<「あおばつ」の呼び名について>
正確な語源は分からないのですが、東北地方の「あおばた豆」(漢字表記では「青端豆」「青畑豆」「青肌豆」)に通じるものがあるような気がします。東北でもお正月に数の子と合わせて食べるそうですし、つながりがあるのかな。
<関連記事 2018.01.25.>
・圧力鍋で蒸し大豆 - MOONIE'S TEA ROOM
あおばつを蒸し大豆にしてみました。蒸し大豆も美味しいです!
でも、茹でた方が きれいな緑色です。
お正月は数の子と一緒に盛りつけて、「数の子豆(豆数の子)」にします。
乾燥豆なのに、茹でると枝豆のように新鮮な緑色。新春らしい爽やかさです。
あおばつ(青豆)と大豆 (乾燥豆の状態)
父の育てた「あおばつ」がいっぱい届きました。
お正月でなくても、「あおばつ」はサラダや、ひじきや切り干し大根などの煮物の彩りにぴったり。
「翡翠煮」のように、味のついた出し汁に浸けておけば「ひたし豆(浸し豆)」として、お手軽な箸休めの一品になります。
味付けしなくても、ゆでた「あおばつ」は甘くて美味しいので、ついつい味見の数が増えてしまいます。
■あおばつの茹で方(圧力鍋)
「豆類の茹で方」や「急冷」の方法は、それぞれの圧力鍋の説明書をしっかり読んで下さい!
<材料>
・あおばつ(乾燥豆) 1カップ(約150グラム)
・水 3カップ(600cc)
<茹で方>
(1) 1カップの豆を洗って、3カップの水に浸します。
タッパーなどに入れて一晩(6時間〜)水に浸けておきます。(暑い時期は冷蔵庫に入れておきます)
古い豆(前の年の収穫のものなど)は、2日くらい水に浸けておくと良いそうです。
(2)浸けてあった水ごと あおばつを圧力鍋に入れます。蒸し板(中かご)で落としぶたをして、ふたをします。
(3)火をつけて蒸気が出て圧力がかかりはじめたら弱火にし、加圧時間5分。火を止めたら、急冷して圧力を下げます。
(4)圧力が下がったら、すぐザルにあげます。(熱い茹で汁に気をつけて!)
(5)サラダのときは、このまま冷まして使います。(すぐ使わないときは冷蔵庫へ)
浸し豆は、温かいうちに漬け汁に浸けて冷蔵庫へ!
※圧力の強さが違う圧力鍋では、加圧時間が変わります。
これは、T-falのクリプソ4.5リットルの場合。
出来上がりの固さは、枝豆をイメージして茹でます。
※クリプソの場合は、流水をふたにかけて急冷します。
(蒸気口や安全ロックピンには水がかからないように注意します。)
■あおばつの茹で方(普通の鍋)
普通の鍋で茹でる時は、大きな鍋を使ってください。
大きな鍋でぐらぐらと沸騰したお湯に、一晩水に浸しておいた 豆を入れて、15分ほど。
ときどき味見をしながらお好みの固さになるまで茹でます。
お好みの固さになったら、ざるに上げて、余熱で柔らかくなりすぎないように、さっと全体に冷水をかけて熱を冷まします。(水に浸けたりはしないでください)
または、熱いまま、すぐ「ひたし豆」の漬け汁へ!
あおばつの茹で時間は、豆のサイズによっても変わります。
新鮮なもの(今年収穫のもの)は茹で時間が短いような気がします。水に浸しておいた時間でも変わるかも…。
やっぱり、肝心なのは「味見」ですね。
■あおばつの「ひたし豆」
ザルにあげて茹で汁を切った茹でたてのあおばつを、めんつゆに浸すだけ。
この豆を数の子と盛りつければ「数の子豆・豆数の子」になります。
味はお好みで加減して下さい。
私は3倍濃縮の麺つゆを3倍の水で薄めて使っています。(つまり、ストレートの濃さ)
(乾燥豆1カップのあおばつを茹でたものに、50ccの麺つゆに、150ccの水を加えて、1カップの漬け汁を作ると、浸すのに、ちょうど良い分量です。)
実家ではテンヨのビミサンを使ってます。こちらは、濃縮5倍なので40ccのビミサンに200ccの水を加える計算ですが、いつも目分量で味を見ながら使っています。
めんつゆの代わりに「白だし」も、いいですよ!
■あおばつを使ったメニューのアイデア
・あおばつとカニかまのサラダ(かまぼこや生ちくわでも)
・あおばつの明太子マヨネーズ和え
・大豆などの水煮と一緒に豆サラダ
・ポテトサラダなどの彩りに
・あおばつとコーンのサラダ
・ひたし豆に、削り節をかけて……
・煮物のいろどりに(切り干し大根・ひじきの煮物 ……etc.)
※煮物の盛りつけのときに、ひたし豆をトッピング
<参考>
・青豆の話 | 高口又四郎商店
青豆(青大豆)についてのコラム。とても勉強になります。
<「あおばつ」の呼び名について>
正確な語源は分からないのですが、東北地方の「あおばた豆」(漢字表記では「青端豆」「青畑豆」「青肌豆」)に通じるものがあるような気がします。東北でもお正月に数の子と合わせて食べるそうですし、つながりがあるのかな。
<関連記事 2018.01.25.>
・圧力鍋で蒸し大豆 - MOONIE'S TEA ROOM
あおばつを蒸し大豆にしてみました。蒸し大豆も美味しいです!
でも、茹でた方が きれいな緑色です。