映画館で予告編を見て、その足で書店で小説版を買ってきて正解。
これは間違いなく、映画館で泣いてしまう。声を我慢できる自信もないし、小説を読んだ今では冒頭のシーンから泣いてしまいそうで、ますます映画館に行きづらい……。
映画館に、嗚咽をこらえられない大人向けの「号泣ルーム」があるといいのにねぇ……。
『小説 君の名は。』
新海誠
角川文庫
タイトルから昭和の香りを感じるのは何歳以上の大人でしょう?
ただ、舞台はスマホもLINEも当たり前の現代。
小さな山深い田舎の町に暮らす少女と、遠く離れた都会の少年の人生が、互いの夢の中でクロスしていきます。
そもそも私の場合、「田舎の少女」と「都会の少年」という設定だけで、自分と重ねてしまって涙腺ゆるむことは分かっていたんだけど、少年少女の一生懸命さ・真っすぐなところで、もう胸がいっぱい。
予告編だけで「あぁ、これはまずい」と思ったのは大当たりで、話が進むうちに自分まで必死になって走っているような気持ちになりました。
「若い子向け」だと思う、「ファンタジー」だってことも分かってる。
疑問に感じるところも、もう一つと思うところもないわけじゃない。
それでも、やっぱり心が動く物語、心に響く物語は、何歳になっても出会えると幸せだなぁと思うのです。
これは本当にアニメ版も見てみたい。そして、音楽付きで楽しんでみたい。
きっと小説・映画、どちらからでも楽しめるでしょう。
映画を見て、小説を読んで、もう一度映画を見に行くのがいいかもしれないなぁ。
もちろん、私だって周りの人に迷惑がかからないんだったら、泣くの覚悟で大きめのタオルを持って見に行くのですけれど。
(都会育ちの元少年に「やめときなさい」って止められちゃってるものですから)
ちなみに、写真の文庫ブックカバーは今年の「カドフェス」の書店でのプレゼント。
5つの絵柄から選べたのですが、書店のお姉さんと「この本なら、もうこれですよねぇ」と言いながら選びました。(笑)
<追記 2016.09.30.>
映画、見に行ってきました。先に見た長男に勧められ、娘も見たいと言ったので、休日の朝一番で行ってきました。
映画館に行ってよかったです。行くチャンスがある方は是非、映画館へ!
映像、音楽など、小説版だけでは味わえないものが、あまりにも大きいです。
小さな画面で見るDVDやテレビ放映では味わえない、映画館だからこその、全身で感じられる体験を逃すのはもったいない気がします。
心配していた「号泣」ですが、娘にも悟られないほど静かに泣けました。もちろん、タオルは必携でした。
あと、「若い子向け」っていうのは撤回します!実際に60〜70代ぐらいの方もいらしてましたし、風景の美しさだけでも老若男女見る価値あり。「アニメ」というものへの、イメージが大きく変わると思います。中高年、年配の方にも是非見てもらいたい映画です。
朝一番の回は、わりと空いていました。早起きが得意な世代の皆さんは、朝一がオススメです。
次男坊は、今までの新海作品と比べて「前の作品のほうが好き」と言っていました。
思春期真っ只中の少年としては、もどかしさだとか、切なさだとか、分かりやすいハッピーエンドにならない複雑さのほうが、現実感あるのかも。
『君の名は。』は、もしかしたら「元少年・元少女」である大人向けのタイムマシンなのかもしれないな。
美しい田舎の景色も、ただひたすら好きな人のために一生懸命に走る姿も。今はもう経験できないことを、映像の中に懐かしく見つけるのかもしれません。
賢しげに難癖つけずに、素直にドキドキして見ることができたらいいですね。
これは間違いなく、映画館で泣いてしまう。声を我慢できる自信もないし、小説を読んだ今では冒頭のシーンから泣いてしまいそうで、ますます映画館に行きづらい……。
映画館に、嗚咽をこらえられない大人向けの「号泣ルーム」があるといいのにねぇ……。
『小説 君の名は。』
新海誠
角川文庫
タイトルから昭和の香りを感じるのは何歳以上の大人でしょう?
ただ、舞台はスマホもLINEも当たり前の現代。
小さな山深い田舎の町に暮らす少女と、遠く離れた都会の少年の人生が、互いの夢の中でクロスしていきます。
そもそも私の場合、「田舎の少女」と「都会の少年」という設定だけで、自分と重ねてしまって涙腺ゆるむことは分かっていたんだけど、少年少女の一生懸命さ・真っすぐなところで、もう胸がいっぱい。
予告編だけで「あぁ、これはまずい」と思ったのは大当たりで、話が進むうちに自分まで必死になって走っているような気持ちになりました。
「若い子向け」だと思う、「ファンタジー」だってことも分かってる。
疑問に感じるところも、もう一つと思うところもないわけじゃない。
それでも、やっぱり心が動く物語、心に響く物語は、何歳になっても出会えると幸せだなぁと思うのです。
これは本当にアニメ版も見てみたい。そして、音楽付きで楽しんでみたい。
きっと小説・映画、どちらからでも楽しめるでしょう。
映画を見て、小説を読んで、もう一度映画を見に行くのがいいかもしれないなぁ。
もちろん、私だって周りの人に迷惑がかからないんだったら、泣くの覚悟で大きめのタオルを持って見に行くのですけれど。
(都会育ちの元少年に「やめときなさい」って止められちゃってるものですから)
ちなみに、写真の文庫ブックカバーは今年の「カドフェス」の書店でのプレゼント。
5つの絵柄から選べたのですが、書店のお姉さんと「この本なら、もうこれですよねぇ」と言いながら選びました。(笑)
<追記 2016.09.30.>
映画、見に行ってきました。先に見た長男に勧められ、娘も見たいと言ったので、休日の朝一番で行ってきました。
映画館に行ってよかったです。行くチャンスがある方は是非、映画館へ!
映像、音楽など、小説版だけでは味わえないものが、あまりにも大きいです。
小さな画面で見るDVDやテレビ放映では味わえない、映画館だからこその、全身で感じられる体験を逃すのはもったいない気がします。
心配していた「号泣」ですが、娘にも悟られないほど静かに泣けました。もちろん、タオルは必携でした。
あと、「若い子向け」っていうのは撤回します!実際に60〜70代ぐらいの方もいらしてましたし、風景の美しさだけでも老若男女見る価値あり。「アニメ」というものへの、イメージが大きく変わると思います。中高年、年配の方にも是非見てもらいたい映画です。
朝一番の回は、わりと空いていました。早起きが得意な世代の皆さんは、朝一がオススメです。
次男坊は、今までの新海作品と比べて「前の作品のほうが好き」と言っていました。
思春期真っ只中の少年としては、もどかしさだとか、切なさだとか、分かりやすいハッピーエンドにならない複雑さのほうが、現実感あるのかも。
『君の名は。』は、もしかしたら「元少年・元少女」である大人向けのタイムマシンなのかもしれないな。
美しい田舎の景色も、ただひたすら好きな人のために一生懸命に走る姿も。今はもう経験できないことを、映像の中に懐かしく見つけるのかもしれません。
賢しげに難癖つけずに、素直にドキドキして見ることができたらいいですね。