『上野池之端 鱗や繁盛記』(うえの いけのはた うろこや はんじょうき)
西條奈加/著
新潮社
落ちぶれた料理屋を立て直していく若旦那と店の奉公人たち。
しかし、優しく理知に富む若旦那には何か秘密があることに、若い女中 お末は気が付いていきます。
6つの話は、美味しそうな料理が登場するだけでなく、1話1話に小さなミステリーが登場し、最終話へとつながっていきます。
西條奈加さんのお話は、現代ものでも時代物でも人間の愚かさと愛すべき姿を描いていて、読んでいて切なくなったり、あたたかい気持ちになったり……。非常に魅力的な作家さんです。
最終話は「八年桜」。遅咲きの「霞桜(カスミザクラ)」だそうですから、ちょうど今の季節ですね。
やわらかく暖かい春の日のような表紙イラストも素敵です。
<参考リンク>
・カスミザクラ - 植物生態研究室(波田研)
物語に登場する「カスミザクラ」の写真があります。4月の中旬~下旬、新緑のころに咲くそうですよ。
西條奈加/著
新潮社
落ちぶれた料理屋を立て直していく若旦那と店の奉公人たち。
しかし、優しく理知に富む若旦那には何か秘密があることに、若い女中 お末は気が付いていきます。
6つの話は、美味しそうな料理が登場するだけでなく、1話1話に小さなミステリーが登場し、最終話へとつながっていきます。
西條奈加さんのお話は、現代ものでも時代物でも人間の愚かさと愛すべき姿を描いていて、読んでいて切なくなったり、あたたかい気持ちになったり……。非常に魅力的な作家さんです。
最終話は「八年桜」。遅咲きの「霞桜(カスミザクラ)」だそうですから、ちょうど今の季節ですね。
やわらかく暖かい春の日のような表紙イラストも素敵です。
<参考リンク>
・カスミザクラ - 植物生態研究室(波田研)
物語に登場する「カスミザクラ」の写真があります。4月の中旬~下旬、新緑のころに咲くそうですよ。