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『マレフィセント』

2014年09月22日 | BOOKS
ディズニーアニメ小説版 102
『マレフィセント』
作:エリザベス・ルドニック
訳:橘高弓枝
偕成社


 コレは、映像で見るべきかもしれません。

 偕成社さんの「ディズニーアニメ小説版」シリーズは小学校の3・4年生から読める簡単なもの。もちろんストーリー・あらすじを知るには面白いんですが、この作品の映像の美しさを描ききることは不可能でしょう。

 きっと台詞よりも表情・仕草の演技がこの物語を深いものにしているはず。
映画館で予告編を見ましたが、あのマレフィセントの「はまり役」のレベルは半端じゃありません。
 あの頬骨の特殊メイクで、あんなに美しいなんて。

 「裏切り」と、「真実の愛」がもたらすラストは、「アナと雪の女王」と共通しているものがあります。
ただ、その「裏切り」の酷さ、「愛」ゆえの苦しみは、「マレフィセント」のほうがはるかに強く、大人向け。
 実写ならではの胸に迫るような痛み・苦しみの表情があると思うと……、うーん見たいような恐いような。

 辛い過去を乗り越えるには誰かを深く愛せるようになることが大切で、その愛で幸せになることが一番の「復讐」なのだと、あらためて感じる物語です。
 
<関連サイト>
マレフィセント - ディズニー映画
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