『シャーロット・ドイルの告白』
アヴィ 著/茅野美ど里 訳
あすなろ書房
上流階級のお嬢様が、荒くれ男たちとともに大西洋の航海へ。
一緒に船旅を楽しむはずだった2組の家族連れは、突然謎のキャンセル。荷物を運んできたポーター(荷物運搬人)も船の名前を聞くなり、逃げ出す始末。
シャーロットはただ一人、謎と憎悪が渦巻く船旅へ巻き込まれていくことに……。
後日のシャーロットが13歳のころの自分を振り返るプロローグと、13歳のシャーロット本人が航海日誌として記録するという本編ストーリーですが、なんともスリリングな成長物語となっています。
男たちの中の紅一点だからと言って、恋愛のような男女間の出来事は全く起こりません。(13歳は、「女性」というより「子ども」なんでしょうね)
彼女の未熟さと、強さが物語を大きく動かしていきます。
舞台は1832年の大西洋。
イギリスからアメリカへ向かう船(The Seahawk = シーホーク号)の船上です。
1832年といったら、日本は天保3年(江戸時代!)。
もちろん飛行機なんてない時代、イギリスとアメリカの移動手段は当然「船旅」という時代です。
召使に着替えを手伝ってもらうようなお嬢様が、海の上でどう成長していくか。
成長したシャーロットの決断が爽快なラストシーンまで、とくとご覧あれ!
英語のタイトルは「The True Confessions of Charlotte Doyle」。
「The True Confessions = 真実の告白」となっています。
自分を取り繕うような嘘のない、未熟さも失敗も後悔も、恐ろしい出来事も全てを告白しているということですね。
原書はコチラ。(Amazon.comのページ)
・「The True Confessions of Charlotte Doyle」
お試しで聞くことができる英語での朗読も素敵です。
ちなみに、「シャーロット・ドイル」は、「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者「アーサー・コナン・ドイル」とは全く関係がありません。「ドイル Doyle」のスペルは同じですけれど。
しかも、シャーロットのほうが40歳も年上になるんですね!(アーサー・コナン・ドイルは1859年生まれ)
アヴィ 著/茅野美ど里 訳
あすなろ書房
上流階級のお嬢様が、荒くれ男たちとともに大西洋の航海へ。
一緒に船旅を楽しむはずだった2組の家族連れは、突然謎のキャンセル。荷物を運んできたポーター(荷物運搬人)も船の名前を聞くなり、逃げ出す始末。
シャーロットはただ一人、謎と憎悪が渦巻く船旅へ巻き込まれていくことに……。
後日のシャーロットが13歳のころの自分を振り返るプロローグと、13歳のシャーロット本人が航海日誌として記録するという本編ストーリーですが、なんともスリリングな成長物語となっています。
男たちの中の紅一点だからと言って、恋愛のような男女間の出来事は全く起こりません。(13歳は、「女性」というより「子ども」なんでしょうね)
彼女の未熟さと、強さが物語を大きく動かしていきます。
舞台は1832年の大西洋。
イギリスからアメリカへ向かう船(The Seahawk = シーホーク号)の船上です。
1832年といったら、日本は天保3年(江戸時代!)。
もちろん飛行機なんてない時代、イギリスとアメリカの移動手段は当然「船旅」という時代です。
召使に着替えを手伝ってもらうようなお嬢様が、海の上でどう成長していくか。
成長したシャーロットの決断が爽快なラストシーンまで、とくとご覧あれ!
英語のタイトルは「The True Confessions of Charlotte Doyle」。
「The True Confessions = 真実の告白」となっています。
自分を取り繕うような嘘のない、未熟さも失敗も後悔も、恐ろしい出来事も全てを告白しているということですね。
原書はコチラ。(Amazon.comのページ)
・「The True Confessions of Charlotte Doyle」
お試しで聞くことができる英語での朗読も素敵です。
ちなみに、「シャーロット・ドイル」は、「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者「アーサー・コナン・ドイル」とは全く関係がありません。「ドイル Doyle」のスペルは同じですけれど。
しかも、シャーロットのほうが40歳も年上になるんですね!(アーサー・コナン・ドイルは1859年生まれ)