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土佐文旦を4つもいただきました。
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文旦(ブンタン)は、素晴らしい芳香の、グレープフルーツに似た果実の大きな柑橘類。
お知り合いがやっている高知県の果樹園のものだそうで、「皮まで使えるよ!」と嬉しいお言葉。
さっそく、「文旦ピール(文旦の皮の砂糖漬け)」と「文旦マーマレード」を作りました。
レシピは、COOKPADを参考に、いくつかのレシピのいいとこどり。
(<2017.04.15.追記> レシピを少し修正しました
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<参考>
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甘味がしっかり皮(ピール)の中に入っていくように、砂糖を数回・2日に分けて加えるのはもちろん、土鍋を新聞紙とバスタオルで包むことでゆっくりゆっくり時間をかけて甘味を含ませるようにしました。
(参考にしたのは、NHK ためしてガッテン「おでん~“煮こむ”より“冷ます”~」の回)
<「文旦ピール」の材料>
・文旦の皮 2個分(だいたい300グラム)
(レモンだったら 5〜8個かな……)
※国産ノーワックス・減農薬で「皮食用OK」のもの
・砂糖 250〜300グラムほど(皮の重さの80%〜100%ぐらい)
※「砂糖の量は皮の重さと同じ重さ」というレシピもありますが、私は8割ほどで作りました。
・白ワイン 200cc
・グラニュー糖 適量(まぶすのに必要な量)
<1日目>
・まず文旦を丁寧によく洗う。
・文旦の皮の上下を1センチほどの厚みで切り落とし、残った皮は4本(縦4等分に)切れ目を入れて剥く。
(上下の皮は「マーマレード」に使用。残りの皮を「ピール」に使いました)
・皮の裏の白い部分に硬いスジがある場合は取り除く。(好みで、白い部分を少し削ぎ落してもいい)
・果実は薄皮に入ったまま密閉容器やビニール袋に入れて冷蔵庫へ。(マーマレードを作るときに薄皮を剥いて使用)
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・文旦の皮はさらに縦4等分(つまり皮全体の16分の一のサイズ)に切って、たっぷりの水につけて、沸騰させ、弱火で1〜2分。水を変え、さらに2回(合計3回)沸かして弱火で煮るのを繰り返し、最後にたっぷりの水につけて一晩置いておく。
・水を何度も替えると苦みが抜けるので、皮を傷つけないように3~4回は水を替える。
(つけておいた水が薄い黄色になります!)
※マーマレード用の皮は、2ミリの厚さにスライスしてから水に浸けておくと、早く苦みがとれます。
<2日目>
・土鍋に水気を切ったピール用の皮を入れ、砂糖と白ワイン200ccを入れ、ピール全体がひたひたになるように水を加え、オーブンペーパーで落としぶたをする。
※砂糖は2日目と3日目の煮て冷ます作業の度に少しずつ加えていきます。
※この落としぶたは、3日目に煮詰めて冷ますところまで、ずっとピールの上から外しません。
砂糖を加えるときだけ、少し持ち上げて加えましょう。
・落し蓋をして煮立ってきたら、弱火にして土鍋の蓋をして5分煮て火を止め、新聞紙とバスタオルで土鍋を包んで冷ます。3〜4時間ほどたったら、「土鍋の蓋を外して煮立てる > 弱火にして蓋をして5分煮て火を止め、新聞紙とバスタオルで土鍋を包んで冷ます」作業を、3〜4回繰り返し、さらに一晩置いておく。
※バスタオルの上に、新聞紙を何枚か広げて、土鍋を置き、新聞紙・バスタオルの順で包みます。新聞紙は1枚1枚をずらして、円く広げて包むと隙間なく包めます。
・マーマレード用の皮は、水気を切りタッパーなどに入れて冷蔵庫へ入れておく。(3日目にマーマレードを作ります)
<3日目>
・土鍋に、残しておいた砂糖を加えて、「土鍋の蓋を外して煮立てる > 弱火にして蓋をして5分煮て火を止め、新聞紙とバスタオルで土鍋を包んで冷ます」作業を1回。冷めたら、蓋を外し様子を見ながら、水分が少なくなるまでじっくりと煮詰める。煮汁がとろりとしてきたら火を止め冷ます。
※焦がさないように注意!
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・冷めたら、皮をオーブンペーパーの上に取り出して、乾燥させる。
(私はオーブン100度で60分ほど、様子を見ながら乾燥させました。※予熱はいりません。
途中、上が乾いたら裏返してさらに加熱し、最後に冷めるまで庫内に入れたままにして、オーブンの余熱で乾燥させました)
※載せる前のオーブンシートをくしゃくしゃに丸めてシワを作って、接触面積を減らしてみました。はがしやすくなる効果も……?!
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・土鍋に残った甘い煮汁に、水気を切ったマーマレード用の皮と薄皮を剥いた実を入れ、砂糖を加えて煮てマーマレードを作る。
マーマレードの砂糖の量は、煮汁の中にすでに砂糖がたっぷり入ってるので、味と様子を見ながら追加します。
(マーマレード用の皮と、薄皮を剥いた実と果汁全部の重さを量って、その半分の重さの砂糖がめやす)
とろみがついてきたら完成。お好みですが、仕上げにレモン果汁を大さじ2を加えても。
※とろみがつきすぎると冷めた時に硬くなるので注意!
煮沸消毒した瓶に詰めて「文旦マーマレード」完成!
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・マーマレードを作らないときは、残った煮汁をとろりとするまで煮詰めてハチミツと混ぜると、ハチミツ文旦ジャムのようになります。レモンピールのときは、蜂蜜レモンジャムのようになりました。紅茶に入れても美味しいです。
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<4日目>
・乾燥させたピールを縦半分~3分の1の細さに切って、グラニュー糖をまぶしたら「文旦ピール」完成!
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小さなタッパーなどにグラニュー糖を多めに入れて、数本ずつまぶすと簡単です。
密閉できる袋などに乾燥剤と一緒に入れて保存します。
<おまけ>
・出来上がった文旦ピールにレンジで溶かしたチョコレートを付けてみました。ビターチョコレートがおススメです。
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※グラニュー糖をまぶす前のほうが、チョコレートに合うかと思います。
文旦ピールは「大人味」だと思ったのに、子どもたちが気に入ってビックリ!
マーマレードはクリームチーズと相性が良くて、あっという間に1瓶終わってしまいました。
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<2017.04.15.追記>
3月にお友だちから瀬戸内のレモンをいただいて、レモンピールの砂糖漬けも作ってみました。
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レモンは、初めから細めに切って作りました。
これで、冬のシュトレン作りにも使えます
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レモンや文旦の旬は、冬から春なんですね。冬のお菓子作りのために、春から準備するってなんだか素敵ですよね。
<2017.04.17.追記
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文旦(ザボン)の仲間、熊本の天草晩柑(河内晩柑)でも「晩柑ピール」「晩柑マーマレード」作ってみました。
文旦よりも小さめですが、初夏まで楽しめる果実です。
・晩柑ピールと晩柑マーマレード(レシピ) - MOONIE'S TEA ROOM