~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

イスキア家族

2011-05-08 20:42:42 | 日記
太宰治は富士には月見草がよく似合うと言っていましたが、

イスキアには、やっぱりふきのとうがよく似合っていました。

今年のイスキアのオープンは例年より早かったので、私は今年は

雪が少なかったのかしらと、思ってましたが、スタッフは「今年は

雪が多かったんだよ。だけど、初女先生がお客さん早く呼びたい

から、開けるっていうんで、早く開けたのさ」と言ってました。

5月だというのに、イスキアの周りには沢山の雪が残っていました。

そして、春の訪れを心待ちにしていた草花たちが、お日様の光を

浴びながら、嬉しそうにいのち一杯咲いているのです。

イスキアの時の流れの中に、身を置いているだけで、満たされて

くるのはなぜでしょう…

私はイスキアに来ると、一緒にご飯作りに参加させてもらうのが

楽しみなのです。

この日も早起きして、台所に行くとスタッフと初女先生が

準備をしていました。

台所の窓からは、真っ直ぐに岩木山が見えるのです。

ご飯の水加減は、必ず初女先生が見て、そしてご飯が炊かれ

お鍋ではことことと、お味噌汁のおだしがとられ、

魚焼き名人のスタッフが、お魚を焼いて…

初女先生が丁寧に丁寧にお料理を作られ…

私たちは、みんな小さな子供の様に、先生にご飯をよそって

もらうのです。

それは何か、祈りを頂いているような気持ちになるのです。

先生が「今日は5月5日子供の日です。」と言うと、2人の小学生に

皆で「おめでとう!」と拍手が起こり、小学生の男の子達は

「なんで、おめでとうなんだよ」と、めちゃくちゃ照れて…

イスキアにいると、初めて出会った人も皆、知らないうちに

イスキア家族になっているのです。

あー、朝ご飯までで、こんなに書いてしまった!

やっぱり、ベルギー小日記ではなく、イスキア小日記になりそう。

明日も書きまーす!






コメント
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