~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

宿泊の講演会の意味

2011-05-19 20:54:27 | 日記
息子に「今度の初女先生の講演会どうするの」と聞かれたので

「うん、やるよ。宿泊で」と言うと息子が驚いた顔をして、

「何で、泊り掛けなんて大変な事するんだよ。講演会でいいじゃん。」

と言うのです。

私も、自分が宿泊の講演会をやるなんて考えたことがありません

でした。

それが、なぜ…

お料理講習会をやったらと言われ、調理室のある会場を見つけたら

「泊りがいいね」と言われ、必死で宿を探して、やっと見つかったと

喜んでいたら、震災が…

震災と原発事故で、みんな地に足が付かなくなりました。

子供を抱えたお母さん達は、横浜辺りからも関西方面に

放射能を逃れて疎開をし、今は戻ってきているけれど、不安を

一杯抱えて子育てしてると言います。

初女先生は何があっても、変わらない生活をしています。

震災と放射能の恐怖の中で、自分を見失ってあたふたしていた時

なぜか、おむすびを作ったら心が静かになったのです。

これは、いくら頭で考えても分からない事です。

私は、震災があったことで、より一層初女先生の講演会を宿泊でやる

意味が深くなったと思っています。

何があっても変わらない、何があっても動じない初女先生の生活を

身近で見ること、そしてたとえ一泊でも先生と寝食を共にすること。

体験しなければ分からない何かが、そこにはあるはず…

震災の後の講演会が宿泊になったこと

これもまた、神様の計らいかもしれないと思えるのです。

息子よ!お母さんは、大変だと分かっていても、やっぱり楽な方は

選べないよ。

初女先生の生き方がそうだもの…



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする