~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

姜尚中 さま

2012-12-14 21:11:35 | 日記
政治の混迷が続く中、選挙が迫ってきました。

私たちの国の進むべき道が見えてきません。

そんな時に、私が必ず聴いてみたい人がいます。

その人は、政治学者の姜尚中さんです。

でも、どの番組にも姜さんは出ていません。

なぜ、こんな時に姜さんは沈黙しているのだろと、思ってました。

最近知ったことですが、姜さんの息子さんは3年前に自死された

そうです。

姜さんは「僕は本当の悲しみを知ったうえで『悩む力』を書いて

いるんです。息子の死があったから僕は悩む力を書けたことは

息子との合作です。と書いていました。

そして、3月で東大を退官して、これからはキリスト教関係の

仕事がしたいと…

悩み苦しみの果てに、あの『悩む力』を書かれたんですね。

姜さんがナビゲーターをしていた日曜美術館で、ミレーの

最後の作品「春」を取り上げた時の姜さんが忘れられません。

ミレーが親友ルソーを亡くし、絵が描けなくなった後

5年の歳月をかけて描いた作品

私は、「春」を観た時(テレビでですが)天国のお庭を

想像しました。

その時の姜さんのお話が特に心響いた記憶があります。

姜さんは、日曜美術館の仕事が来た時、政治は混迷の時代に

入るので、これからは感動だと思いこの仕事をやろうと

思ったと言ってました。

姜さんが言われた通り、政治は大混迷の只中にあります。

外国からは、日本が右翼化してきていると、言われています。

河野洋平元衆議院議長が「自民党という政党はずいぶん幅の

狭い政党になった。保守の中の右翼だけになった」と

嘆いたそうです。

自民党総裁の安部晋三氏は、盛んに「日本を、取り戻す」と

言っています。

いったい何を取り戻すのでしょうか…

防衛軍と言う言葉に、不安を感じないではいられません。

取り戻す日本が、あのきな臭い戦前の日本出なければ

よいのですが…

姜さん、こんな時だからあなたの意見が聞きたいです。

どうか沈黙しないでください。

混迷の時代の中で、私たちは、この国はどこに向かって

進んで行けばいいのでしょうか…







コメント (2)
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