~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

お母さんの時間

2012-12-20 21:14:02 | 日記
社会における女性の活躍が、大きな力となっています。

保育所に子どもを預けられず、職場復帰が出来ない多くのママたち

仕事を続けるために、子どもを生まないと言う選択をする女性たち

何となく、専業主婦が肩身の狭い状況になっているような気さえ

します。

これが、時代の流れていうものなのでしょうか…

ふと、子どもたちが小さかった頃を思い出すと、贅沢な時間を

過して来たなーと思います。

歩き始めた子どもと手をつないで、子どもの歩調に合わせて

ゆっくり、ゆっくり歩く

雨の日はカッパを着せて、雨のお散歩

砂場で一緒に山を作り、トンネルを掘って飽きることなく

遊んだ時間…

時々、映画館で映画が観たいとか、ゆっくり本が読みたいとか

思い、自分の時間が欲しいと思ったけれど、今こうして

思い返してみると、あれは贅沢な親子の時間・お母さんの時間

だったのだ、と思えるのです。

下手だったけれど、手作りの服が着せたくて、親子でペアの

シャツを作ったり…

おやつは、アイスクリームも手作りしていたっけ…

若かったから出来たのかとも思いますが、あれは子どもが

与えてくれたお母さんの時間だったのだと、今頃になって

気がつきました。

子どもが生まれたからって直ぐにお母さんになれる

訳じゃないから、本当に悩んだり苦しんだり、喜んだり

感動したり、子どもと向き合って子どもに育ててもらって

お母さんになっていくんだなーと思います。

あの「お母さんの時間」がどんなに尊いものだったか…

 女性の社会進出は賛成ですが、でも子どもと過す親子の時間

あの、お母さんの時間が掛け替えのないものであることを

伝えて行きたいなーと思いました。

息子は、大学のゼミで「働きたいけで、子育てもしてみたい」

という女子学生を前に、一生のうちで子育ての時間はほんの

十数年なんだから子育ての時間を大切にして欲しい。

子どもが、学校から「ただいま」と帰ってきて、お母さんが

「お帰り」と迎え、その日あった話をする、そんな些細なことが

どんなに大切なことかと、話したと言います。

昭和生まれのおじさんのようなことを言った息子の意見に

同調する人はいなかったようですが、この話を聞いて

母はちょっと嬉しかったです。

あの、親子で過ごしたゆったりとした時間が、息子の遠い

記憶の片隅に残っているような気がして…

そして、私も久し振りに思い出した、「お母さんの時間」

でした。
コメント (2)
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