雨の中、足早に歩いていると、不意に「山ちゃんママ」と、声を
かけられました。
大学生になった息子がいる私に、山ちゃんママと呼んでくれるのは
小学校の時同じクラスだったKちゃんママだけ
振り向くと、美しいKちゃんママが微笑んでいました。
Kちゃんは、知的障害があって中学は養護学校に行きました。
Kちゃんはいつまでたっても小さくて、時々息子に「Kちゃんは
どうして大きくならないの?」と聞かれ、答えに困ったものです。
Kちゃんママは、子どもの眼にも美人に見えたようで、息子に
「Kちゃんママくらいきれいでないと、授業参観に来ちゃダメ」
と、言われたことがあります。
その美人のKちゃんママの隣に、大きな青年がいるのです。
よく見ると、Kちゃんでした。
私は、びっくりして思わず「えー、あの小さかったKちゃん?」
と、叫んでしまいました。
Kちゃんママは「そうなの、この子遅咲きなの」と、にっこり
笑って言うのです。
背の高いママを遙かに追い越した、大きくなったKちゃんは
小学生の時と同じに手をパチパチ叩いていました。
Kちゃんには、雨が降ったら傘をさすなんてことは不要な
ようで、ママが手を目一杯伸ばして、大きなKちゃんに
傘をさしてあげてました。
Kちゃん親子と別れた後、「遅咲きなの」というママの
言葉が私の心にこだまし、とても清々しい気持ちに
なりました。
我が子の成長を、遅咲きと言えるKちゃんママって
すごいなーって思いました。
Kちゃんママは顔だけじゃない、心も美しいよと
息子に伝えなくちゃ…
かけられました。
大学生になった息子がいる私に、山ちゃんママと呼んでくれるのは
小学校の時同じクラスだったKちゃんママだけ
振り向くと、美しいKちゃんママが微笑んでいました。
Kちゃんは、知的障害があって中学は養護学校に行きました。
Kちゃんはいつまでたっても小さくて、時々息子に「Kちゃんは
どうして大きくならないの?」と聞かれ、答えに困ったものです。
Kちゃんママは、子どもの眼にも美人に見えたようで、息子に
「Kちゃんママくらいきれいでないと、授業参観に来ちゃダメ」
と、言われたことがあります。
その美人のKちゃんママの隣に、大きな青年がいるのです。
よく見ると、Kちゃんでした。
私は、びっくりして思わず「えー、あの小さかったKちゃん?」
と、叫んでしまいました。
Kちゃんママは「そうなの、この子遅咲きなの」と、にっこり
笑って言うのです。
背の高いママを遙かに追い越した、大きくなったKちゃんは
小学生の時と同じに手をパチパチ叩いていました。
Kちゃんには、雨が降ったら傘をさすなんてことは不要な
ようで、ママが手を目一杯伸ばして、大きなKちゃんに
傘をさしてあげてました。
Kちゃん親子と別れた後、「遅咲きなの」というママの
言葉が私の心にこだまし、とても清々しい気持ちに
なりました。
我が子の成長を、遅咲きと言えるKちゃんママって
すごいなーって思いました。
Kちゃんママは顔だけじゃない、心も美しいよと
息子に伝えなくちゃ…