明日はいよいよ「明日展」の搬入です。
あの時は精一杯書いたと思っていたのに、迫って来たら
もっと書けたのでは…という思いがしてくるのです。
書いても、書いても書き足りないから、だから
続けられるのかもしれませんが…
今回、京都展に出した「悲」を観てほしくて出しました。
この「悲」を書いたことが、私の人生のある意味での
転機となったからです。
最初、自分が抱えてきた悲しみを全てぶつけようと
思って書いていましたが、どうにもならなくて
書いては捨ての繰り返しの中で、自分は子どもに
先立たれるという悲しみを、負の悲しみとして
心に沈めていたけれど、もしかしたら
この悲しみに支えられて来たのかもしれないと
思えたのです。
そして、そう思った時に悲しみが感謝に
変わったのです。
だから、その時書いた「悲」は、実に明るい「悲」と
なったのです。
それは、墓場まで背負って行くと言っていた
悲しみから、私が解放された時だったのです。
私が、本当に元気になった証が、この「悲」なので
それを観てほしくて、２０１４年に書いたものですが
出すことにしました。
「書」とは、自分の人生と対峙するものだと
初めて知りました。
書けども、書けども書き足りないのは、
そういうことなのかもしれません…
本当に未熟な筆ですが、悲しみから解放された
私を感じて頂けましたら嬉しいです！
また、精進して書いていきます。
「明日展」1月14日（木）～１９日（火）
ギャラリーハイド＆シークhttp://www.e-kiji.com/hide&seek/hideandseek_index.html
11時～18時半（19日は17時まで）
東横線・白楽駅西口1分・サンクス斜め前
