初女さんの写真展に行ってきました。
趣のある古いビルにある、唯一冊の本を売る書店での
写真展は、何か弘前にいるような錯覚になりました。
写真を観に行くというより、初女さんに会いに来たという
感じがしました。
弘前の写真展の会場のように広い場所ではないので、
写真は少ないけれど、初女さんの眼差しに包まれて
私がいた1時間足らずの時間でも、入れ代わり
立ちかわり観にくる人が後を絶ちませんでした。
誰もが、初女さんとの出会いを心待ちにしていた
ことが手に取る様にわかりました。
今朝、出掛けにもう一度毎日新聞の
「初女さんの思い」を読み返したら、涙が溢れて来ました。
初女さんの「それでいいと思います」という声が
聞こえてきたようで…
文字で読むと、なんと言うことのない言葉ですが
初女さんに言われると、「いいんだよ」と背中を
そっと押され、「大丈夫よ」という大きな安心を
頂いた気持ちになるのです。
きっと初女さんの母性に包まれるから
なのでしょう。
写真展のスペースは、大きな初女さんの写真に
見守られ、森のイスキアにいるようでした。
私は、何だか初女さんの娘になった気持ちになり
苦しい時、困った時には天に向かって「初女さん
どうしたらいいの」と聴いてみようと思いました。
必ず応えてくれる、母なる初女さんがいるから…