長田弘さんの詩が好きです。
長田弘さんの言葉をたぐり寄せました。
言葉と向き合っている人の言葉は、やっぱり
深いな~
『平和というのは、平和とはこういう
ことなんだといおうとすると、どうしても
ちがってしまうような言葉なんですね。
しかし、平和という言葉は、
平和とはこういうものだということを
いう言葉ではないのだ、とおもう。
わたしは、平和という言葉が
よくわからない言葉であるということを、
むしろ重く考えたいんです。
よく分からない言葉だから、
それは繰り返し問いかけてきて、
かんがえさせられる言葉なんだと
おもうのです。』
『平和という言葉は一人決めできない、
一人じめできない言葉であり、
むしろ平和ってどういうことだろう、という
問いをふだんに共有してゆくための言葉だろう、
というふうにおもうんです。
自明な言葉でも守る言葉でもなくて、
それは問いをもってたがいにかかわってはじめて
言葉であるような、そうした言葉ですね。
問いを分けあう開かれた関係を本質として
もっているという言葉ということです。
長田 弘 』
』