~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ベルギー小日記 母の愛

2010-12-05 23:36:34 | 日記
11月24日

親子のおむすび講習会の後は、今回の通訳をボランティアでやって

下さっているKさんのお宅へご招待!

ブリュッセルは戸建ての家が見えなかったけれど、Kさんの家は

日本で言う処の田園調布?広い庭に一軒家が点在してました。

入口のキャンドルが、私達の到着を待っていてくれました。

家の中に入ってびっくり!

私は生れて初めて、お金持ちの家を見たと思いました。

私は先生の隣に行って、「すごいお家ねー」と言うと

先生が「見よう」と言って私の手を握って、部屋の中にある

美術品を見て回りました。

先生に手を繋いでもらうと、私は孫になった気分で嬉しく

なってしまうのです。

先生が「博物館だね」と言われ、何だか可笑しくなってしまい

ほわっと緊張が取れました。

息子さんが部屋に入って来ると、Kさんが一番最初に拍手をし、

私達も続いて拍手をしました。

息子さんは、ホームコンサートのもかかわらず、きちんと挨拶を

され、心を込めて弾いて下さいました。

私達は、豊かな至福の時間の中に、身を置いているようでした。

美しい音楽は、ともすると疲れている私を、眠りの世界にいざなって

くれそうになりましたので、先生はと見てみますと、一心に聴いて

おられました。

演奏が終わるとKさんの拍手が、続いて私達も感謝の気持ちを

拍手に…

初女先生が息子さんに「私は音楽は分かりませんが、全身全霊で

聴かせて頂きました」と言われ、指先にびりびりと感じたと

手をひろげて、息子さんの前に差し出されていました。

優しく微笑まれる息子さんに、この家に流れる温かい穏やかな

空気を感じました。

言葉ではなく、その家庭の雰囲気が人を育てるのだと思いました。

コンサートの後は、ブリュッセルイスキアのママの家へ!

ベルギーの夜はまだまだ続きます。




コメント
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