~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

出会いは神さまの時間

2010-12-19 23:35:17 | 日記


ベルギーに行く前から、ずっと心に抱えていたことがありました。

来年の森のこもれびのこと、これからの森のこもれびのこと…

「直さんのところの先生の講演会はいつ?」「先生の予定どんどん

埋まって行くよ」という声を聞いて、少し焦っていました。

ベルギーでは、そんな私の心が分かっていたような、先生のお言葉が

あり、そして今日の出会いがありました。

まるで、神さまに召集されたような、そんな気がする出会いでした。

そんな時ふと、先生の「不思議は神さまの働き」「出会いは神さまの

時間」を感じ、なんとも言えぬ満たされた気持ちになりました。

焦ることはない、一歩一歩歩いていこう、必要なことは必要な時に

与えられるのだから…

「点の出会いが線になり、面となって広がる…」

先生のこのお言葉の様に、森のこもれびが歩き出せたらいいなー

そんなことを思いながら、先生の本を開いたら

  「何事にも時があり

     天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」

という聖書の言葉が、ありました。

今日という日に感謝して…






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神様のお側のクリスマス

2010-12-18 19:06:54 | 日記
明日は、友達のお嬢さんの月命日。

クリスマスが好きだったというMちゃん、クリスマスが近づくと

私でさえ、Mちゃんを思うのですから、お母さんはどんなでしょう…

でも、Mちゃんは神様の一番近くで、クリスマスを迎えるんですよね。

空からの贈り物を、いつもお母さんにふりそそいでいるのでは、

ないかしら…

悲しみが余りに深い時は、その贈り物に気がつかないけれど

心が穏やかになって来ると、天国からの贈り物に気がつく時が

きます。

Mちゃんは、「お母さん気がついて、私はちゃんといるのよ」と、

言ってるはず…

私も、この間深い悲しみを知っている方から、素敵な言葉を

頂きました。

       
      あなたが 余りに早く

      人生を駆け抜けたのは

      いかに年月をかたむけようとも

      多くの人がつかみえぬ
   
      人生の真理を

      ついに つかんだからだと

      私は知っています。

                 葉 祥明

私達の亡くなった子ども達がつかんだ人生の真理を、

親もつかまえなくっちゃ!

だってそれが、あの子達の一番大切な贈り物だから…
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ベルギー小日記のおまけ

2010-12-16 22:14:53 | 日記
あんまり長ーく、ベルギー小日記を書いてしまったので、読む方は

うんざりかなと思っていたら、楽しみにしてました。というメールを

頂き、気をよくして「おまけ」を書きたくなりました。

ベルギー小日記 おまけの巻

アムステルダムらから電車でブリュッセルに向かうというので、

これは「世界の車窓から」の番組のような景色が展開するのかと

思っていたら、外は真っ暗で何も見えずがっかりしていたら

先生が、小さな千代紙を1枚、黙って手渡してくれました。

私は「鶴しか折れないもの…」なんて言いながら、電車に揺られながら

鶴を折りました。

そうしたら、角をピシッと合わせてなかった為に、鶴の顔が歪んで

変な顔の鶴になってしまいました。

先生も「顔が可愛くないね」と…

 ブリュッセルのホテルは、自宅をホテルにしたような作りで

部屋番号も何もないので、ドアを閉めると皆同じで、自分の部屋が

分からなくなってしまうようでした。

私は、先生のマッサージに行くのに、お部屋が分からないと言うと

先生が「鶴があるから」と言われるのです。

何のことか分からなかったけれど「はーい」と言って、先生の部屋の

ある三階に行ったら、ある一つのドアの鍵穴の横に、小さな鶴が

貼ってあったのです。

電車の中で折ったあの可愛くない鶴でした。

先生は、あの鶴を捨てずに持っていてくれたのです。

ドアの前で、鶴を見つけた時、胸がキュンとなりました。

そして、「あー初女ちゃん(先生、ごめんなさい)好き好き!」って

思っちゃいました。

ブリュッセルに泊っている間中、先生のお部屋のドアには鶴がずっと

ありました。

その鶴は、小さくちょっとブスだけど日本代表って感じでした。

人は何気ない行為の中に、その人が見えてきます。

ドアの前の鶴に、初女先生の細やかな心と優しさを感じました。

今度は、鼻筋の通った凛とした鶴を折りますね。初女先生!



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初女先生って

2010-12-15 21:41:01 | 日記
初女先生をよく知らない方から、「初女先生って教祖様みたいな

カリスマ性があるの」と聞かれることがあります。

ぜーんぜん違います。すごーくチャーミングでユーモラスが

あるかたでーす。と私は答えます。

ブログにその先生のチャーミングなところを時々書いていたら、

[初女先生って、尊敬すべき立派な方だと思っていますが、

もしかしたら、時々くすっと笑いたくなるようなちゃめっけの

あるかたではないのかな」というメールを頂き、嬉しくなりました。

やったー!初女先生の秘めたる魅力が伝わったと…

カリスマとか、教祖様なんて世界とは無縁のところに居る方です。

それに、先生のお答えは、いつも明解なのです。

「いのちとは生きることです」と言われたら、もうあれこれ考えず

「はい!」って答えたくなりますよね。

先生の新刊「あなたに喜んでもらえるように」のもくじの

タイトルを抜きだしたら、もうそこは、進むべき道が見えてくる

ようです。


     不思議は 神様の働き

     出会いは 「神様の時間」

     心には 前に進むための言葉を

     人のために動くことが 生きること

     「食」はいのちの基本 生きる糧

            佐藤 初女(あなたに喜んでもらえるように)
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他人だから出来ること

2010-12-14 17:51:26 | 日記
昨日、テレビで山谷のホスピスをやっていました。

中心となっている方が、柔らかな実にいい顔をしてました。

容易く出来る事でないことを、やっていながら、どうしてこんなに

優しく温かくいられるのだろうと、思いみてました。

一方通行の行為は、する側が疲弊してきます。

きっと、入所している方から頂くものも大きいのでしょう。

 誰もが間違えなく、死を迎えます。

過酷な人生を歩み、身寄りもなくこの世を去ろうという時に

生きて来てよかったと言える出会いが、このホスピスには

あるのではないかしら…

そして、人生の最後の最後で人を信じ生きてみようと思えたことが

生きて来てよかったという思いにたどり着くのではないかしら…

この番組を観ていた友人から、「自分の父親くらい面倒みなきゃ

ダメだと、気持ちを入れ替えました」というメールがきました。

そうだよね。そう思うけれど、でも他人だから出来る事もあるんじゃ

ないかな、と思えるんです。

私の周りも親の介護をしている人が多くなってきています。

頑張っている人を見ると、どうか背負い込まないで、と思って

しまうのです。

他人だから出来る事、他人だから生まれる関係だってあるはずだもの

介護する側も、もっと人を頼っていいんじゃないかなーって…

誰もが、生きて来てよかった!と言える人生であってほしい…



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ゆれる

2010-12-13 20:30:42 | 日記
今日は、ブリュッセルを思い出させる寒さでした。

この時期、一日一度は雨が降るとベルギーの人が言っていました。

その代わり、春はいっせいに花が咲き、それはきれいだそうです。

初女先生も、次は春がいいねえと言ってました。

ベルギーでも、初女先生の「ゆれていいんですよ。」というお話は

心に響いたようです。

森のイスキアで一番揺れていた白樺の樹が、一番太く育っていると

言われてました。

揺れながら成長し、大きくなっていくのは、樹も人間の同じでしょうか。

先生の「心が大揺れに揺れても、芯が通っていればいいのです。」の

言葉に励まされた人は、どんなにいることでしょう。

先日、「東京アイヌ」という映画を観たら、その中でアイヌの言葉で

「考える」は心を揺らすという意味だと言ってました。

揺れることはいけない事だと、思いこんでいた私にとって、

芯が通っていれば、揺れていいんだ!を知った時は、大きな安心を

頂いた気持ちになりました。

成長なんていうと、ちょっと恥ずかしい気もしますが、心の成長は

最後の一呼吸までといいますから、これからも心を揺らし考え、

揺れながら少しでも成長していきたいです。

そう言えば、邦画の「ゆれる」は私の好きな映画です。

来年は、イスキアの揺れる白樺を見にいきたいなー
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すてきな一日

2010-12-12 21:04:56 | 日記
今日は、初めてのM子さんとの外出でした。

私の職場の障害者の作業所に通っているM子さんは、彼女の世界が

あり、外出しても動かなくなってしまうことが度々ありました。

今日は彼女と、福祉コンサートに行く予定でした。

始まる前にお食事をして、さあコンサートにと出掛けると、

そこのロビーの椅子に座って動かなくなってしまいました。

会場は7階なのに…

「歌を聴きに行こうよ。M子さん歌好きでしょ」と誘っても

彼女から返ってくる言葉は「いいの!」だけ…

「ここに居たいの?」と聞くと「うん!」と頷くのです。

もう、こうなったら動かないなーと思い「じゃあ、コンサートの

替わりに私が歌うね」と言って、ものすごーく音痴でカラオケも

嫌いな私が、ハミングでアメージンググレイスを歌いました。

「きれいな曲でしょ」と言うと、こっくりと頷いてくれました。

私は金曜日に行ってきた、坂本龍一と大貫妙子のコンサートを思い出

して、大貫さんが歌っていた「赤とんぼ」を歌いました。

そうしたらM子さんが私の手を握ってきたので、私は思いつくままに

童謡をうたいました。

小さい声で歌っていたとはいえ、しーんとしているロビーです。

傍から見たらどんなだったでしょうか…

でも、私もM子さんもそんなこと気にせず、一時間近く私は歌い

ヘタクソな私の歌に、M子さんは体でリズムを刻んでくれていました。

見れば時計が3時をまわっていました。

「もう帰ろうか?」と言うと彼女も「うん!」と言って立ち上がって

くれました。

私は「今日はコンサートに来たのに、私の歌を聴いてくれて有難う」と

言うと、笑顔で「うん!」という返事が返ってきました。

二人だけのコンサートでした。

私はM子さんとの時間が、とても心地よく感じました。

彼女といると、時間がとってもゆっくりなのです。

私は思わず、「M子さん、急ぐことはないんだよね。だって時間は

たっぷりあるんだもの」といっていました。

コンサートに行ったと思っていたM子さんのお母さんに、「今日は

私が歌ちゃいました。」と言ったのですが、お母さんは残念だった

かもしれないけれど、なーんかすてきな、日でした。

私の歌を黙って聴いてくれたM子さん、そしてこんなに

ゆっくり刻んでいる時を教えてくれたM子さん

あなたのお陰で、今日という日が忘れられない一日になりました。

有難う。

あなたの世界に、ほんのちょっとお邪魔できて、幸せでした。

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ベルギー小日記 旅の終わりはいつもある

2010-12-11 11:03:00 | 日記
11月26日

どんなに思いは募っても、旅の終わりはやってくるのです。

毎朝、集まっていたダイニングルームもこの日が最後

早朝のため、お茶も朝食もなく出発となりました。

駅のお店でクロワッサンを買いこみ、電車へと急ぐ、まるで

若者の旅みたい。

このスケジュールをこなす、89歳の初女先生に特別な力を感じ

ないではいられません。

やはりこちらは、日本とは違うヨーロッパ時間があるようで、

時間になっても電車は来ない、でもそれはごく自然なことの

ようなのです。

暖房もないホームで、待っていた時、寒いのでなぜか日本の

「押しくらまんじゅう」が始まったのです。

「押しくらまんじゅう、押されて泣くな」こんな遊びが皆の心を

繋いじゃうのです。

待てども待てども電車は来ず、日本のような状況を伝えるアナウンスも

なく、このままでは飛行機に間に合わないのではという不安が、

皆の心によぎる…

Sさんが日本語で「ダイジョウブ」と言ったので私が「だいじょうブイ!」

と親指を立てたらそれが受けて、皆で「だいじょうブイ」の連呼と

なりました。

先生はそんな私達を静かに見ていました。

今回、最初から最後までいたポリイは、心から初女先生を慕って

いるのが、手に取るように分かりました。

だから、私は先生の隣が空くと、ポリイ空いてるよって彼女に

声をかけていました。

先生のお側を一時も離れたくなかった、かつての自分をこの若い

ポリイにみていたのです。

見送りに来てくれたポリイは、私達にハートのクッキーと

ポリイが漢字とひらがなで書いてくれた素敵なカードを

くれました。

そのカードには「大変ありがとうございました。あなたは私の家族です。

お世話になりました。 ポリイ」と書いてありました。

このままずっと電車が来ないのも有りかも。と思った頃に電車が着き

心優しいブリュッセルの人たちとの別れの時となってしまいました。

心響く出会いがここでもありました。

また会いたい!この出会いを大切にしたい!

外の景色を見ながら、ふっとこみ上げてくる涙が、今回の旅の私の

一つの答えのように思えました。

窓の向こうには、いつの間にか羊たちが…

のどかな風景に心が慰められて行くのを感じ、気持ちが穏やかに

なった頃、電車はアムステルダムに着きました。

いつの間にかオランダに入っていたのです。

やっぱり、国境なんて線はないんだ!とこの当たり前のことが

なぜかとても嬉しく感じました。

空港に着くと、関門の荷物の測量がありました。

持ってきた5キロのお米は無くなっているのに、なぜか重い私の

荷物!ドキドキしながら乗せると32キロ!

完全にオーバーです。

最後の最後に、皆に迷惑を掛けることに…とパニックになりそうに

なった時、係の人が前の方にあった初女先生の荷物をどかしたの

です。

私の荷物も無事クリア!

黒人の大きな係の人に、すごくドキドキしたんだから!と思い切り

日本語で言ったら、その人はゲラゲラと笑いだして、廻りの人も

みんな一緒に笑っちゃいました。

そんなこんなで、飛行機に乗り込んだ時は、もうぐったり…

行きに読んでいた姜さんの本も読む気もせず、座席に着くと

やたらと寒く、拙いスペイン語でエアコンの送風が強いと

言ったのですがオランダ人の乗務員には伝わらず、私の子どもの

ようなスペイン語を一生懸命聞いてくれたブリュッセルの人達が

またしても懐かしくなってしまいました。

ベルギーに残すわたしの思いを断ち切るように、飛行機は

飛び立ちました。

そう、旅の終わりはいつもあるのです…

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ベルギー小日記 今年初めての雪

2010-12-09 21:32:19 | 日記
11月25日

いよいよベルギーでの最後の晩

私達とブリュッセルイスキアのメンバーは、日本大使館のご招待で

夕食会に行きました。

十数年前から、初女先生に会いたいと思っていたという大使夫人は

ブリュッセルイスキアの祝賀会にも来て下さいました。

大使と大使夫人のお人柄もあるのでしょう、ブリュッセルの人達と

大使ご夫婦が、気さくに交流なさっているのは、日本では考え

られないことでした。

この日のご招待は、私達と千葉で伝統芸能をやっている方々

でした。

大使夫人の普段の恰好で、というお言葉通りのいでたちで出席した

私達ですが、行ってみると千葉グループは男性はスーツ、女性は着物

でした。

大使は堅苦しい会ではないというように、ノーネクタイで迎えてくれ

ました。

大使のご挨拶を聞いていて、「あ!ちゃんと初女先生の本を読んで

いらっしゃる」と思いました。

通訳のKさんは、大使夫人からガイアシンフォニー2番を借りたと

言っていました。

去年は、ブリュッセルイスキアの代表もMさんも大使館に連絡を

とったという事でしたが、ちゃんと上の方まで伝わってなかった

ようです。

今年は、何もかもがスムーズにいくのです。

神様が望まれていることは、すべてが上手く運んで行くのでしょうか。

大使夫人の個人的なご招待と思っていた私達は、ちょっと圧倒される

ようでした。

先生の処に、色々の方がご挨拶にいらっしゃるので、私が「先生、

食べてる?何か持って来ましょうか」と聞くと「大丈夫」と

空のお皿を見せてくれましたが、どうだったのかしら…

お料理は、大使夫人とブリュッセルイスキアを訪れた若い日本の

シェフが、初女先生の心を持って作って下さったようです。

にらと卵のお味噌汁は大使夫人の好物とか…

会食になると、カーディガンに着替えた大使が先生の隣に座って

気さくに話していました。

本当に偉い人とは、こういう方なんだろうなーと、言葉を

交わさなくても、見ているだけでその方の人格が伝わって

くるようでした。

初女先生もこの大使ご夫妻に、心からの尊敬の念を抱いて

いらっしゃいました。

会食の後は、お茶のお手前が始まりました。

お茶をたてて下さった方が、先生の隣で色々お話されていたのですが

それを見ていたYさんが、「何だか、先生小さくなってしまったんじゃ

なあい」と言ったので私は、「だって隣にいる方がマツコ デラックス

たからよ」と言ったのですが、彼女はマツコ・デラックスを

知らなかったみたいで、私としてはとても残念でした。(本当に似て

いたですから…)

今回のベルギー行きは先生を入れて総勢6人で、何と私が

最年少なのですから、マツコが通じなくて当然かも…

大使館での夕食会が終わり、玄関に出ると、雪が舞っていました。

この冬初めての雪が…

大使は最後のお客様の車が出るまで、外で見送られていました。

先生は「大使館に呼ばれるなんて、滅多に出来る体験じゃないよ」と

ご自分がというより、私達が大使館に行けたことを喜んで下さい

ました。

雪のブリュッセルは、私にとって忘れられない風景となりました。

ベルギーを知りたいという気持ちが、どんどん膨らんできた時に

帰国となってしまいました。

明日は早朝の出発なので、朝食はなしとのこと、ベルギーの

若い人達と過していたので、心はヤングになったよう…

盛りだくさんのベルギーの旅も、帰る日がやっぱり来てしまい

ました。

初女先生と、こーんなに一緒にいられた幸せな日々に感謝です!



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ベルギー小日記 初女の愛の力

2010-12-08 17:57:09 | 日記
11月25日

いよいよ今日が最終日。

最後のベルギーです。

ブリュッセルのこの時期は、一日一回は雨が降るといいます。

だから、初女先生がいらした日の青空は、珍しいと言ってました。

この日も朝から雨。

今回のスケジュールで、唯一の観光!

去年は観光は一度も無かったというので、今年は観光ありの贅沢な

ベルギーです。

この日はお昼に初女先生と合流して、ランチの予定でした。

でも、先生は観光には行かず、去年からずっと関って下さっていた

Fさんのお見舞いに行きたいと言われました。

Fさんは今回もずっと来て下さっていたのですが、急に具合が悪くなり

救急車で運ばれ、一時心臓も止まったとのことで心配していました。

私は、初めてFさんにお会いしたのですが、ご挨拶のつもりで手を

差し出したら、霊的力のある彼女は私の手をずーと握って下さったの

です。

それは、とても長い時間でした。彼女の手が私の体を心を浄化して

くれるようでした。

体調が悪いにも関わらず、初めて会った私を癒そうとしてくれたの

です。

そのFさんの突然の入院は、心配でしたがお見舞いなど思いも

つかず、観光を楽しみにしていた私です。

初女先生のお見舞いに行きたいというのを聞いて、やっぱり先生

だなーと思いました。

先生と同行していた方は、ベッドに横になっているFさんの手を

先生が握っていると、Fさんの顔にみるみる赤みが差してきて、

Fさんが「こんな幸せはない」と言って涙を流したそうです。

随分長く手を握っていて、先生が離そうとすると、Fさんが

また、握り返し本当に長い時間手を握っていたそうです。

この場にいたMさんは「私は奇跡を見たようだった」と彼女の

深い感動が、私たちにも伝わってきました。

3日間眠れなかったというFさんは、その後ぐっすり眠った

そうです。

先生が大きなお働きをしている間、私達はブリュッセル観光!

落ち着きのあるこの街は、私にぴったり来るのです。

以前、前世はヨーロッパに居たことがある!と言われたのを思い出し

ながら、一人納得したりして…

イスキアのお姉ちゃん達が(といっても70歳の超えていますが)

お店に入ると、決断が素早く買い物をするのが、すごいなーと

思っていましたが、もたもたしていると買い物の時間がないんだ

ということに、私が気がついた時には、もうすでに遅かったのです。

17歳の息子のお土産がクッキー1個でした…

ブリュッセルの教会で先生と落ち合いました。

歴史ある大聖堂は、どれほどの祈りを受け止めてきたのだろう

という、深い静けさの中にありました。

先生はその中の、木彫りの彫刻が心に留まったようでした。

通訳のKさんの説明を熱心に聞いておられました。

私も行って聞こうと思ったのですが、なぜか遠くから見ていたら

先生に「どこにいたの、あの説明を聞かなかったの」と言われ

思った時には動かなくちゃ!と反省しました。

今度は先生が私に「あれはアダムとイブの楽園を追われる時の

姿なんだそうよ。」と説明して下さり、一つもきらびやかでなく、

本当に質素な木彫りの彫刻に深く感銘を受けておられました。

私はここで、今回の思い出にと十字架の根付けを買いました。

自分に買った唯一のお土産

これを見ると、あのアダムとイブを見ていた先生の心に

思いを馳せることが出来るだろうか…

ホテルに戻り、夜は日本大使館へ…

盛りだくさんのベルギーの夜が続きます。



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