~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女先生のいるところはイスキア

2010-12-01 21:36:24 | 日記
11月22日 ベルギーでのお料理教室の最終日のメニューは

きのこと栗の秋の炊きこみご飯 サバの味噌煮 中華スープ 

キャベツの漬け物でした。

ベルギーの野菜は、驚くほどどれも堅いのです。

キャベツの葉も手では剥がせないくらいなのです。

ですから、生でキャベツを食べることは殆んどないそうなのに

先生はそのキャベツを漬け物にされたから、ベルギーの人に

とっては、驚きのようでした。

「キャベツを沢山食べると、胃にもたれるのに初女先生の

キャベツはなぜもたれないのですか?」なんて質問が出てました。

私達も何でだろう?と頭をひねってしまいました。

誰かが「キャベジンっていう薬があるからいいんじゃない?」と

つぶやいたり…

ガチガチの野菜が、初女先生の手にかかると、張り詰めていた緊張が

ほぐれたように、柔らかく美味しくなるのです。

ベルギーの方にとっては、まさに初女マジックだったのではない

でしょうか。

皆さん、一心に初女先生の調理する姿を見てました。

私もじっと見ていたら、先生が私の顔を見て「横須賀でもやったら」と…

この旅行中、私は次回の森のこもれびは何をしようと考えていました。

先生には、それが分かっていたのでしょうか…

改めて、初女先生に「次は私どうしたらいいですか?」とお聞きしたら

「実践ね。実際にやってみて分かることってあるものね」とお料理の

講習会を勧めて下さいました。

ベルギーでも日本と同じように、初女先生がご飯をよそるのを皆さん

静かに並んで待っていました。

先生の丁寧な調理する姿から、生きる姿を感じとって下さっているよう

でした。

イスキアと同じ温かい雰囲気が、ここブリュッセルにも流れていました。

本当に、国を超え民族を超え、初女先生のいるところはイスキアに

なっていくのです。
コメント (4)
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