~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ブリュッセルイスキア誕生

2010-12-02 21:12:26 | 日記
11月23日

朝から雨が降っていました。

午前中は休息という予定でしたが、先生をお慕いするベルギーの方に

家に来てほしいといわれ、皆でJさんのお宅へ…

彼女は1歳半のお嬢ちゃんを実家に預け、今回の為に奮闘してくれて

いました。

先生の彼女へのプレゼントに白いかっぽう着!

大喜びの彼女が、かっぽう着を着ると「お母さん」という雰囲気が

立ち込めてきました。ママではなくお母さんなんです。

かっぽう着の不思議をみたような気持ちになりました。

その彼女が、子どものご飯の用意をするからと、いきなり私の膝に

お嬢ちゃんを座らせたのです。

泣くのではと思ったのですが、お嬢ちゃんは自然に私の膝に座って

楽しそうに遊んでいるのです。

子どもにとっては外国人はなく、みんな同じなんだと、嬉しく

なってしまいました。

子ども部屋に入ると、おもちゃが沢山あり、先生が「みんな買ったの

かしら…私は孫には一つも買ってあげなかったの。

その代わり、劇をして遊んだりしたの。おばあちゃん、天使の着物は

白いんだよって…」と先生が私の耳元で懐かしそうに遠い昔の話しを

してくれました。

私も先生とお孫ちゃんとの劇を想像し、ぽっと温かい気持ちに

なりました。

午後からは、いよいよ今回のベルギーでのメインである

ブリュッセルイスキアの祝賀会!

外は雨

先生が大切な事をされる時は、神事の雨というのか必ず清めの雨が

降ります。

イスキアの小さな森の祝別式の時は、先生の声も聞こえないくらいの

土砂降りでした。

だから、私達日本人グループは「やっぱり雨よ」とめくばせしてました。

先生の書かれた字を木彫りにした、「ブリュッセル イスキア」が

入口に掛けられました。

ブリュッセルイスキアが誕生したのです。

ブリュッセルイスキアの代表になる方が、「月に一回集まってみんなで

おむすびを作ります」と言われました。

おむすびは誰にとっても、魂の食べ物なのでしょうか…

そして、代表となる彼のお母さんが、初女先生に感動したと

その思いを涙と共に話して下さいました。

言葉の壁も文化の違いも、人種もありません。

そこには、響き合うという幸せと、愛がありました。

さあ、イスキア号は動き出したのです。

イスキア号の航海は始まったのです。

いつの間にか雨は上がり、木々の間から神々しいような陽の光が

差していました。





コメント (2)
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