~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

10月3日 初女さんのお誕生日

2016-10-07 18:41:12 | 日記

10月3日は初女先生のお誕生日なので皆で集まり

礼拝をしようというお知らせを受けて、イスキアに飛んで

行きました。

森のイスキアの中を歩き、ひとしきり泣いてお落ち着いた

時に、新潟から伊藤神父様が到着しました。

私は弘前に来る前に、「いのちのエール」の写真を

撮った写真家のMちゃんが、フランスから持って来た

ルルドの泉の水を、初女さんにと託されて来たので

神父様に礼拝の時に使って頂けないでしょうかと

お願いすると、とても喜んで下さいました。

礼拝は外でやることになりました。

そう、イスキアの大切な礼拝は今までも外でした。

テーブルの上に神父様が持って来られた、真っ白な

布がかけられ、初女先生の誕生礼拝が

始まろうとした時に、ポツっと雨落ちてきました。

でも、すぐにやみ礼拝は始まりました。

伊藤神父さまが、初女先生が言われていた

「原点に返る」ということを話して下さいました。

私たちが献花したピンクのカーネイションの上に

ルルドの水がかけられ清められました。

厳かな静かな時間が流れて行きました。

 

式が終わり、田口ランディさんが作詞した初女さんの歌

ふきのとうの歌」をkoyomiさんが歌い出すと、

途中でパラパラっと雨が降り、すぐにやんだのです。

その場にいた人達は、初女さんの拍手だと感じました。

koyomiさんは、歌い出したらふわっと風が吹いてきて

驚いたと言ってました。

誰もが、初女さんの存在を感じていたのです。

すべてが終わった時、いきなり土砂降りの雨と

なったのです。

初女さんは、大切な時に雨を降らす方でした。

お淨めの雨だと言われていた、その雨が降ったのです。

「初女さんがいるね」「喜んでいらっしゃるね」などと言う

言葉が皆の口からこぼれてました。

そして、森のイスキアの中に入り、

みんなでおむすびを食べて、初女さんの話しに花が

咲きました。

初女さんが一番望んでいる、イスキアの姿が

そこにありました。

唯一つ悲しかったのは、イスキアをキツツキが穴を

開けていたこと、それもかなりの数を…

人がいないとは、こういうこなのかと思い知らされた

気がしました。

後日、雪のイスキアのHさんにそのことを話すと

「先生がいた時から、キツツキが穴をあけて

200万くらいかけて直していたんだよ」と…

初女先生は、一生懸命働いて森のイスキアを

守って来られたんだなと、胸が熱くなりました。

森のイスキアを朽ちさせてはいけない、

ここは、初女先生がいなくても先生の心が宿っている

場所だから、それだけで存在と力があるのです。

何とか遺して行きたいと、心から思いました。

 やっぱり、森のイスキアには初女さんが

いらっしゃったのです。

確かに…

 

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森のイスキアにて

2016-10-06 18:41:48 | 日記

初女先生が亡くなってから初めて訪れる森のイスキア…

湯段温泉から歩いて行くと、イスキアの大きな石の

向こうに、三角屋根の森のイスキアが見えてきました。

「あっ!イスキアだ」と思った瞬間、涙が溢れて止まらなく

なりました。

どこかで、初女先生の姿を探している自分がいるのです。

ドアの向こうで、いつも迎えてくれた初女さんの姿が

今はないのです。

その当たり前のことが、悲しくてイスキアの中に

入っていけないのです。

外でひとしきり泣いて中に入ると、先生の座っていた

台所の椅子が、主を待っているかのように

置いてあり、それを見たらまた涙が…

先生のお部屋に入ると、先生の座っていた椅子と机が

このお部屋で、二人きりでお話ししたことを思い出したら

又しても涙が溢れてしまいました。

極めつけは、お風呂でした。

いつもお湯が溢れていたお風呂は、石棺のように

なっているのです。

初女先生の思いの籠ったお風呂は、先生の死と

共に、その役目を終えたことを告げているよう

でした。

イスキアに行って、自分がこれほで泣いてしまうとは

思ってもいませんでした。

初女先生に「直さん、泣かなくなったね」と言われた私が

また、泣き虫になってしまいました。

でも、この後の初女先生のお誕生日を祝う礼拝で

その場にいた全員が、確かに初女さんの存在を

感じたのです。

そう、確かに初女さんは私たちと共にいて

下さったのです。

明日、そのことを書きます。

    

 

 

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弘前にて

2016-10-05 23:57:08 | 日記

昨夜遅くに、帰って来ました~

やはり、今までとは違う思いになりました。

青森空港に着いた時、初女さんがいないと思うと、

心が弾まないのです。

何だろうこの気持ちは…と思って岸さんの写真展に

行くと、そこには初女さんがいらっしゃるようで

いきなり涙が溢れてしまいました。

会場にいるだけで初女さんの思いに包まれているような

そんな気持ちになるのです。

写真ってすごいな~と思いました。

多くを語らなかった初女さんの思いが、祈りが、

観ていると心の深みに降りて来るのです。

どこにも行かずに一日中、ここに居たいと思って

しまいました。

閉館まで会場に居て、それから森のイスキアに

一番近い湯段温泉に行きました。

写真展に来た、初女さんと親交があった人達が集まり、

分かち合いの食卓となりました。

初女さんは、こういうとき穏やかなお顔で

静かにみんなの話をきいてくれていました。

きっとここに、いらっしゃっると思いました。

初女さんが繋いで下さったご縁のみなさんは

イスキア家族なんですね、ってそっと言ってみたら

初女さんがふっと微笑んでくれた気がしました。

話せども話せども尽きない

まるで修学旅行のような夜でした。

翌朝は、みんなでおむすびを作り「森のイスキア」に

行くのです。

今まで、何度もこうしておむすびを作ってきました。

ただ、違っているのは初女さんのいない

森のイスキアに行くということ…

(明日はイスキアのことを書きます)

 

 

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弘前へ

2016-10-02 09:28:31 | 日記

これから弘前に行きます

写真展を観て、初女先生のお墓参りをして

お誕生日を祝福し…

初女さんの世界に包まれて来ます~

帰って来たら、そのことを書きます~

いってきま~す

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初女さんの写真展とふきのとうの歌

2016-10-01 14:59:45 | 日記

昨日から、弘前での初女先生の写真展が始まりました。

昨日の朝、青森に日輪が見えたと山田スイッチさんが

写真をアップしてくれました。

日輪の写真を見ながら、あ~初女先生が祝福されて

いるんだな~と、思いました。

作家の柳田邦男さんが息子さんを亡くされた後、

森のイスキアに初女先生を訪ね、帰る時に

イスキアの屋根の上に日輪が出ていて、写真に

獲り、その日輪の写真がイスキアに飾ってあるのです。

だから、写真展の朝に日輪が見えたということが

初女先生に結び付くのです。

写真展のオープニングにkoyomiさんが

ランディさんが作詞した「ふきのとうの歌」が、

初女さんの写真の前で歌われたのです。

koyomiさんを見つめる様な、温かい眼差しの初女さんに

胸が熱くなりました。

3日は、初女さんとランディさんのお誕生日です。

先生のいない初めての10月3日…

「おめでとう!」を天に放とう…

 

 https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=gd1DwYgATAw

 

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