「青髪青眼の上部人」
「牛」の編に出てきた青髪青眼の上部人です。月の世や日照界では、老人や壮年の男性の姿をしている聖者も、上部に戻れば、みんなこんな感じになるらしいです。服装は簡素で飾り気のないもので、色はそれぞれに微妙に違うらしい。「鏡」の編にも書いてあったとおり、髪の青い人は、そう珍しくないそうで、よくいるそうです。
「金髪青眼の聖者」
「涙」の編に出てきた、詩人を守護している聖者。少年のような顔をしていますが、この人は、上部からほとんど姿を変えずに聖者の活動をしているらしい。傾向として、段階の若い上部人ほど、老年や壮年の男性に姿を変えて聖者の活動をする人が多いみたいです。それは段階の若さが上部では一種の幼さとして表面に出てしまうせいもありますが、まあ、理由はひとそれぞれです。中にはふたりでひとりの聖者をやっているという例もありますし。自分が好きで老人の姿をとっている人もいますから、一概に老人の聖者がすべて、段階が若いとはいえません。
「白髪金眼の上部人」
この人は、上部に戻ってくると少し髪が伸びるくらいで、ほとんど姿は変わりません。彼は上部でも相当に段階の進んでいる人らしい。桜樹システムの中枢部の構築にかかわれる人材は上部にもそう多くはないし、彼はその最後の段階の一番難しいところを担当しているわけでして。手に持っているのは紋章です。
「首府の長」
「しゅふのおさ」と読んでくださいまし。一応この方が、上部では一番段階の高いお方です。でも、「首府の長」と呼ばれて、首府の長の仕事をしている人は、何もこの人だけではありません。ほかにも、たくさんおります。けれども、正式に、「首府の長」という名を負っているのは、この人です。実に、一番大事なときに一番大事な仕事をせねばならない人は、一応決めておかねばならないからです。でもそういう人は、会議とか選挙とかで決められるわけではなくて、いろいろと詩的な対話や議論などしていくうちに、自然に誰かに決まってくるそうです。いつかは、誰かと交代する時期が来るのでしょうが、今は彼が、「首府の長」ということになっているそうです。
「白髪金眼の聖者」
この人は、私も気に入っているので、つい描いてしまうのですが、聖者の活動をしているときは、紫色のセーターを着て、黒っぽいズボンをはいているらしい。背は非常に高く、たいていの人は見上げなければ彼の顔が見えません。この人が近くにいると、非常に怖いらしいです。だから、特別に用がない限り、人はあまり彼によっていきません。滅多に怒りませんが、怒らせたら、本当に、怖い人らしいです。桜樹システムは、彼に重要な仕事をさせているようです。
「詩人」
上部人ではありませんが。え?誰かに似てる? ええ、お察しの通りです。髪が長いのは、髷を落としてるわけではなくて、単に不精だからです。優しい顔をしていますね。ほんとうに優しい人なんですけど。生きていくのは本当につらそうだな。
上部というところは、こういう人がいっぱいいるところです。大部分が男性で、まれに、女性がいます。女性は人間の姿をしてはいません。ときどき、上部人も女性に姿を変えて様々な仕事をすることも、あります。たまあに、月の世や日照界でも、聖者が女性に姿を変えて活動していることがあるらしいですが、そういう時は、聖者とはわからないように活動しているらしいです。でもそういう女性は、なんとなくおっかない感じがして、男の人は寄ってこないらしいですよ。
いろいろとおもしろいことを書きましたが、要するにこういうのを、作者の特権と言います。私がいろいろと楽しんでるだけです。
*
ここでちょっと業務連絡。わたしもスランプを脱出し、いろいろと詩や歌や絵もたくさんかけるようになってきました。それも爆発的に次から次と作品が生まれてくるもので、今、原稿がたまりにたまりまくっています。それで、在庫一掃というわけではありませんが、明日からしばらく、一日に二回、更新します。
明日は、一休み。その次からまた、新しいことを始めます。
では今日はこの辺で。
「牛」の編に出てきた青髪青眼の上部人です。月の世や日照界では、老人や壮年の男性の姿をしている聖者も、上部に戻れば、みんなこんな感じになるらしいです。服装は簡素で飾り気のないもので、色はそれぞれに微妙に違うらしい。「鏡」の編にも書いてあったとおり、髪の青い人は、そう珍しくないそうで、よくいるそうです。
「金髪青眼の聖者」
「涙」の編に出てきた、詩人を守護している聖者。少年のような顔をしていますが、この人は、上部からほとんど姿を変えずに聖者の活動をしているらしい。傾向として、段階の若い上部人ほど、老年や壮年の男性に姿を変えて聖者の活動をする人が多いみたいです。それは段階の若さが上部では一種の幼さとして表面に出てしまうせいもありますが、まあ、理由はひとそれぞれです。中にはふたりでひとりの聖者をやっているという例もありますし。自分が好きで老人の姿をとっている人もいますから、一概に老人の聖者がすべて、段階が若いとはいえません。
「白髪金眼の上部人」
この人は、上部に戻ってくると少し髪が伸びるくらいで、ほとんど姿は変わりません。彼は上部でも相当に段階の進んでいる人らしい。桜樹システムの中枢部の構築にかかわれる人材は上部にもそう多くはないし、彼はその最後の段階の一番難しいところを担当しているわけでして。手に持っているのは紋章です。
「首府の長」
「しゅふのおさ」と読んでくださいまし。一応この方が、上部では一番段階の高いお方です。でも、「首府の長」と呼ばれて、首府の長の仕事をしている人は、何もこの人だけではありません。ほかにも、たくさんおります。けれども、正式に、「首府の長」という名を負っているのは、この人です。実に、一番大事なときに一番大事な仕事をせねばならない人は、一応決めておかねばならないからです。でもそういう人は、会議とか選挙とかで決められるわけではなくて、いろいろと詩的な対話や議論などしていくうちに、自然に誰かに決まってくるそうです。いつかは、誰かと交代する時期が来るのでしょうが、今は彼が、「首府の長」ということになっているそうです。
「白髪金眼の聖者」
この人は、私も気に入っているので、つい描いてしまうのですが、聖者の活動をしているときは、紫色のセーターを着て、黒っぽいズボンをはいているらしい。背は非常に高く、たいていの人は見上げなければ彼の顔が見えません。この人が近くにいると、非常に怖いらしいです。だから、特別に用がない限り、人はあまり彼によっていきません。滅多に怒りませんが、怒らせたら、本当に、怖い人らしいです。桜樹システムは、彼に重要な仕事をさせているようです。
「詩人」
上部人ではありませんが。え?誰かに似てる? ええ、お察しの通りです。髪が長いのは、髷を落としてるわけではなくて、単に不精だからです。優しい顔をしていますね。ほんとうに優しい人なんですけど。生きていくのは本当につらそうだな。
上部というところは、こういう人がいっぱいいるところです。大部分が男性で、まれに、女性がいます。女性は人間の姿をしてはいません。ときどき、上部人も女性に姿を変えて様々な仕事をすることも、あります。たまあに、月の世や日照界でも、聖者が女性に姿を変えて活動していることがあるらしいですが、そういう時は、聖者とはわからないように活動しているらしいです。でもそういう女性は、なんとなくおっかない感じがして、男の人は寄ってこないらしいですよ。
いろいろとおもしろいことを書きましたが、要するにこういうのを、作者の特権と言います。私がいろいろと楽しんでるだけです。
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ここでちょっと業務連絡。わたしもスランプを脱出し、いろいろと詩や歌や絵もたくさんかけるようになってきました。それも爆発的に次から次と作品が生まれてくるもので、今、原稿がたまりにたまりまくっています。それで、在庫一掃というわけではありませんが、明日からしばらく、一日に二回、更新します。
明日は、一休み。その次からまた、新しいことを始めます。
では今日はこの辺で。