世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

トーマ・ヴェルナーを描いてみた

2012-04-29 11:46:33 | 画集・ウェヌスたちよ

萩尾望都先生がこのたび、なんかとてもえらい勲章をもらえたそうで、そのお祝いというか、ちょっと描いてみたくなって、描いてみました。

「トーマの心臓」から、トーマ・ヴェルナー、のつもりです。
一生懸命描いてみたんだけど、全然似てませんね。当たり前ですけれど、人の絵を真似するのは難しい。

まあ、てんこ的トーマ・ヴェルナーという感じで。なんとなく天使のような感じが出せれたらいいかと。

実は、「ポーの一族」のエドガーも描いてみたんですけれど、こっちはもっと難しくて、なんだか目がきつくなりすぎてしまって、とてもお見せできません。描いてみて初めてしったのだけど、エドガーって、茶色の髪をしてるんですね。目は青い。

色鉛筆の絵ですから、作画に要した時間は、ほんの一時間というところかな。なんせ簡単な絵ですから、次々とできてしまう。

今度はオスカー・ライザーに挑戦してみましょうか。でもむずかしそうだな。やっぱり私は、王様や聖者やオリヴィエを描いていたほうがよさそうだ。

あ、明日は、オリヴィエが出てきます。

とにかくも、萩尾望都先生、おめでとうございます。これからもがんばってください。




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光散る

2012-04-29 07:00:58 | 歌集・恋のゆくへ

光散る 野の草陰に 咲く花の かをるこころは 風のみや知る


うすべにの のばらにあれば 野に潜む われにふれるな 血に割れる指


風の香に 阻むものあり 見ゆるとも 薔薇の岸辺に ゆめちかよるな


世にありて 見ゆといえども ありてある われのこころは 月にしぞ揺る


戸を開き 鳥の小籠に しづもりて 文なすものの 影は夢なれ


去りゆきて なほとどまれる なよたけの とほきまなこは 月影に閉づ


ゆくものは たれなりやとぞ とふものは たれなりやとぞ われはとひぬる


くすのきの こかげに揺るる あをき目を 玉と見出す 者もなき世よ


いにしへの ゆめのゆふべに 見し鳥を 忘れずといひ 忘れ去る人


人の世に ありて来し身の おもひでを 海辺のかひに 語りてもみむ



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