今日は、またモナリザを描いてみたくなって描いてみました。
なんとなく意味深なタイトルですが、最初からこういう意図があったわけではありません。
スケッチブックに下絵を描いているときに、左手を描きいれるスペースが足らず、左手を拳に握らせただけなのです。
そのあとで、「光の左手」という詩ができて、それで、なんとなく符合しているのが面白くて、
こういうタイトルをつけてみました。
こういうことはよくあります。
そのときは意味がわからなくとも、あとで何かが起こって、ふしぎな符合が起こる。
物語を書いているときなども、よくそういうことがありました。
「月の世の物語」も、初めから構想があったわけではなく、ただ物語を、自分の心の心地よい方向に進めていくと、
たどり着くべきところにたどり着くのです。
不思議にね。
時には、まるで自分では意図しなかった方向に、流れていくことがあります。
そのときには、そういうのはありか?と感じます。物語が、わたしに反乱しているかのような感触。
自分の領域を超えて、ほかの何かに操られているかのような。
どうにもこうにも、自分の力を超えてやらなければ、できないことをやらなくてはならないとき。
何か自分とは別のものに動かされているかのように感じる。
しかし、こういうのも、自分としては、ありなのかもしれない。今のわたしは未知の領域に踏み込んでいる。
別館の詩集は今、物語的に進んでいますが、わたしの意図を超えて発展していきます。
自分が書いているのですが、自分の心の心地よい方向を探りつつ書いているのですが、
結果的に自分なら絶対にそっちにはいかないと言う方向に、導かれていくのです。
面白いと思いつつ書いています。