このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
10日午前10時からグループホームぽらん気仙沼園庭で、はるばる弘前からいらした津軽三味線の第一人者、渋谷和生さんご一行によるボランティア公演が行われました。
渋谷さんとお弟子さん5名の計6名-津軽三味線3名、手踊り2名、それに歌が昨年、第64代青森県民謡王座を受賞されたプロ歌手の本間愛音(あかね)さん、と大変豪華なメンバーでした。
渋谷さんは風格があり、眼光鋭い方でしたが、MCは津軽こぎん差しの素敵なはんてんを羽織ったそのお人柄がよく現れた、とても柔らかい語り口でした。
ただ、いったん弾き始めるや、短いステージではあったものの、初めて生で観聴きする私たちですらその情念がダイレクトに伝わる、圧巻の名人芸でした。
本間さんも「南部俵積み唄」や「津軽小原節」を華やかに歌い上げ、その合い間には利用者様にも声を掛けてくださり、聴く者みなの心をつかんでいました。
ご一行はこのあと唐桑牡蠣まつりで演奏されるとのことで、忙しく発って行かれましたが、後片付けを行なった僕には、園庭に津軽三味線の音色が長く残っていたように思えました。
このような貴重なご縁を結んでいただいたねぷた絵師の田中玄鳳さんも含め、NPO法人なごみ職員一同、心より感謝申し上げます。大変ありがとうございました。