リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リサイタルまであと2週間足らず

2009年11月01日 12時13分27秒 | 音楽系
リサイタルまであと2週間足らずになってきましたので、最近は前半と後半のプログラムを通す練習を繰り返しています。実際にはメインがヴァイスのソナタのバッハの組曲なので、それぞれ30分近くかかる曲を通す練習が中心になります。

バッハのBWV1010(チェロ組曲第4番)がリサイタルの最後に演奏する曲ですが、意外と技術的に難物でした。最初は995番にする予定でしたが、3月のソロコンサートに一度演奏したら、なんかこの曲を11月まで練習し続けるのはいかにも退屈な感じがして、1010番に変えてみようということで、今回の正式なプログラムに入れました。

この曲はもう20年以上前、リコーダーの清水希美さんという方とコンサートをしたときに取り上げた曲です。伊勢、名古屋、横浜と3回コンサートをしました。そのときは自分のアレンジは使わなかったのですが、今回は全面的刷新で人のアレンジは忘れて自分のアレンジを作ってみました。ブレなんかは20年前よりテンポをあげましたし(もちろんバスの入れ方やハーモニーも変えました)、プレリュードなんかはできるだけ弦を変えたアルベジオを心がけた結果、指は結構難しくなってしまいました。結果的にちょっと技術的に難しくなってしましましたが、こっちの方が多分きれいに響くとちょっぴり自負してます。