リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

今時の商売

2010年12月01日 15時39分03秒 | ローカルネタ
昨日おいしいお肉で有名なK安で牛肉を200グラム買いました。いつもはAピタでパック売りしか買わないんですが、今日は大奮発です。店員さんが、

203グラムでいいですか?って聞いてくるので、質問の意図がわからず、

「203グラムにすると、金額がジャストになるんですか」なんてたずねてしまいました。すると店員さんは無言で、203グラムからジャスト200になるようにトライアル・アンド・エラーです。197、202、198、・・・でやっと200です。

「3グラムくらいまけといてよ」って私。

店員さん、ひとことも言わずに怖い顔をしていました。

うーむ、グラム売りの私の常識とちょっと違う・・・
私のいままでの体験だと、

「はい、3グラムおまけしときますねー」

のはずですが。家内にその話しをしたら、そういうときは203グラム買うモンよ、という返事でした。

いきつけの貝の佃煮屋さんなんか、いつもちょっと余分にいれて、まくてくれるし、あと1円たりないときなんかも、ああいいですよ、なんて言ってまけてくれるんだけどなぁ。ずーっとさかのぼって、子どもの頃の駄菓子やさんもみんなそうだったし。

3グラムなんてけちけちしないでまけてくれたら、たったそれだけでこっちとしてはすごくうれしくなってまた買いに来たくなるんだけどねぇ。3グラムは約1円だから、商売下手だねぇ。でもK安のお肉はおいしいのでまた買いにきますが。(笑)

でも実はこういう風にさせているのは、実は機械のせいなんで、店員さんのせいではないんですね。ハカリで量って、その値をバーコードのシールで出しているので、200グラムの値段で203グラムを包むことはできないんです。機械というかコンピュータ野郎のおかげで、物を買うときのちょっとしたやりとりがなくなってしまっているわけで、こういうささいなところにもコンピュータが社会をぎすぎすさせている一面が見られます、なんてちょっとおおげさですが。

このハカリに関しては解決策はとても簡単で、店員さんが操作して一定の範囲ならおまけできるプログラムを組んでおけばいいのです。おまけボタンみたいなのをつけて3円くらいなら店員裁量でおまけです。これって宣伝費としてみなしたら、かえって売れ行きは上がるのでは。そういうハカリを作ってうれば儲かるかも、ヤマトハカリさん、かな?