リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

明治村コンサート

2012年06月05日 13時13分47秒 | 音楽系
明治村でのコンサートです。会場は聖ザビエル教会です。明治時代、京都に建てられたものを明治村に移築したものです。石造りの立派な教会で、ヨーロッパの教会と変わらない雰囲気、音の響きを持っています。でも屋根が日本式の亙だったり、柱が「寄せ木」みたいになっていて、日本のものだなぁという感じもします。



この日は雨の予想もあったのですが、うまい具合に雨は降らずまずまずの天気でした。そのお陰もあって300人以上の方に聴いて頂くことが出来ました。村内では明治の文豪・森鴎外の生誕150年記念イベント「鴎外が出会ったドイツ」が行われている関連で、ドイツの作品をということで、ソプラノの増野友香さんと、ヘンデル、バッハの作品と、あとソロでヴァイスの曲を演奏しました。なんでもこの教会でリュートが演奏されるのは初めてだそうで、マティアス・デュルビー1979年作、2005年松尾淳補修によるドイツ・テオルボはとてもきれいに響いていました。これだけ広い空間でも充分すぎるくらい音が届きます。



今回は立奏でした。マイクが写ってますが、しゃべり用のマイクで演奏の時は使っていません。