リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リクライニングシートをめぐるトラブル

2014年07月22日 20時47分24秒 | 日々のこと
北海道の道議さんが、飛行機の座席のリクライニングめぐりトラブル、辞職したそうです。後ろの客とトラブったらしいので、この道議さんが背もたれを思いっきり寝かせていたのでしょうか。

エコノミーシートの背もたれを一番低いところまで倒すと、その後ろににいる人は同じようにしない限りとても窮屈になります。私はリクライニングが好きでないので、背もたれは立てたままですが、前の人が一杯に倒してくると、前の人の頭が15センチくらい先の目前にせまります。私は前の人の頭頂をそんなに近くで見たくはありません。

いつぞやなんかそういったことをする前の人が髪の毛のが長かったもんですから、その長ったらしい髪の毛がこちらに膝のあたりにチョロチョロと来ていてうっとーしーこと。寝てらっしゃったので、起こしてまでお願いするのもなんでしたし・・・

人間って、自分から見て一定の距離内はプライベートゾーンで、その中に入れるのは特定の人とか場合だけに限るというようなことをどっかで読んだことがあります。その距離がどれほどなのかは知りませんが、他人が至近距離まで断りもなく近づいてくるのは不快ですし、警戒しますよね。

背もたれをマックスにする人は、後ろの人がどういう思いをするのかが想像できない人でしょうから、言ってみても無理っぽいかも知れません。私の場合気が弱いので何も言わないでほとんど泣き寝入りですが、たまに言ってみると何分かはいいのですが、少し立つとだんだん角度が寝そべってきて、もう一回恐る恐る言うと少し戻るのですが、まただんだん・・・結局はあきらめます。強く言った相手が件の道議さんみたいな人だったら・・・

この間乗った全日空のボーイング777のエコノミーシートはそういった問題に対する対策を施していました。前後が少し広く、かつリクライニングが急角度までたおれない構造でした。そうです、やればできるじゃん!旧機種の場合は、是非客室乗務員の方があらかじめ注意喚起してほしいところです。