リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

スイスの異常気象

2014年08月15日 01時13分37秒 | 音楽系
スイスのサン・モリッツとクールの間の路線で列車事故が起こったというニュースが伝わっていますね。事故が起こる前に大雨が降り崖くずれがおこっていたようです。


クールとサン・モリッツ間のナントカ橋という有名な橋です。

気象予報士の説明では、ヨーロッパ北方付近で偏西風が蛇行していて、それが異常な降雨の原因とのことです。上の写真は確か2002年夏だったと思いますが、このときも異常気象で、ドレスデンで大洪水が起こったりしました。その時の滞在先のシルス・マリーア(サン・モリッツの近くです)というところでもずっと雨でしたが、これはこの時期滅多にないと地元の人はおっしゃっていました。

スイスのリュート製作家、モーリス・オッティガーから今日楽器製作のことでメイルが届きましたが、その中で今年の夏は異常に寒くまた雨が多いとありました。なんでも1945年以来最悪の夏だそうです。彼が住んでいるところは、事故が起こった地点よりはずっと西の、シャテル・サン・ドゥニというフランス語圏の街の近くです。