リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

イタリアン・バロックの秋

2015年10月21日 10時16分02秒 | 音楽系
18日は桑名六華苑でのコンサートでした。今回は「イタリアン・バロックの秋」と題して、ヴァイオリンノ碇由記美さんとオールイタリアンのプログラムでした。



碇さんとは2回目の共演ですが、ヴァイオリン・ソロの通奏低音をするのは今回が初めてでとても楽しみにしていました。曲目は、フォンターナのソナタ第3番、ザンボーニのソナタ第5番、コレッリのソナタ第1番(作品5)でした。アンコールにカステッロのソナタ第2番を演奏しました。

今回は、曲名がすべて「ソナタ」ということもあり、そのあたりをマクラにしてお話をしながらコンサート進めていきました。当日はとても天気がよく、そのお陰と言うべきかそれにもかかわらずと言うべきか、とても沢山の方に来て頂き、会場は満席でした。ここに改めて御礼申し上げます。

そうそう、いままで起こったことのないハプニングも。最後のアンコールの6小節目でバスがAになったところの和音をガバっと押さえてたっぷり和音をとおもいましたら、2コースの弦がナットから外れてしまいました。仕方が無いので演奏を止めてやり直し、せっかくですから冒頭のフレーズも少し別なのにして、・・・ありゃりゃまた外れました。申し訳なかったですけどまた演奏を止めて、大サービスで冒頭のフレーズをもっと別のにして、今度は慎重にそろっと押さえて無事通過できました。あれはなんだったんでしょうね。今まで2コースの弦がナットからはずれるなんてリハーサルも含めて一度もなかったんですが。ナットの溝を少しけずるか、ペグの結びを調整する必要がありますねぇ。