リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

改善!ヘタヘタ→ウマヘタ

2017年08月21日 17時21分27秒 | 音楽系
CMソングで子供とか一般のおじさんおばさん風に歌っているのってありますよね。それって多くは、わざと下手に歌う、いわゆるウマヘタである場合がほとんどですが、少数ですが本当に下手な「ヘタヘタ」の場合があります。

何度もラジオやテレビでヘタヘタを繰り返されると、もうちょっとやめてちょっていいたくなるんですが、そんな私の声が届いたのか、M漬け物会社の歌がウマヘタに変わりました。

○○○のつけもーのー たーべてます はっは

ってやつです。愛知県の会社なので多分このCMは中部地方のそれもラジオがメインみたいなのでご存じないかもしれませんが、初期版はあまりにも音程がはずれすぎていました。きっと予算がないのでその辺の子供や従業員を集めて適当に歌わせたのかも知れません。それにしてもはずれすぎていましたですね。(笑)たまたま音感のよくない人ばかりが集まってしまったのか、そういう人たちにさらにヘタに歌えという指示があったのか・・・きっと会社の人はすぐに気づいたんでしょうけど、予算の関係でそのまま放送していたんですが、さすがにそれではと、予算がついたので新しい版を作ったのでしょう。最新版はウマヘタになっています。

あと、これは多分全国区かな?会社は全国的に有名なウチの近くの大リゾート地です。近々アウトレット店が増築されて新装開店が待たれます。夏になると、AKBだかSKEなんとかだか知りませんが、何人かの女の子が歌うプールのCMが放映されます。このメロディは聖者の行進のメロディなんですが、歌詞はかえられています。

このメロディは階名で言うと、ドミファソー、ドミファソーなんですが、このミが妙に低くてほとんどミの♭になっています。ちょっと高めのミ♭なのでわざと短調にしたのでもなさそう。それが今年のバージョンでは大体ミの範囲に収まる音程になっています。これでウマヘタの範疇に入りました。

大昔の例だと、中村メイコが歌うマルアイ花鰹のCMソング、これはウマヘタの典型的なパターンです。わざとヘタに歌っているのがはっきりとわかる歌い方ですが、何回か放映されても安心して聴けます。もっともこれも東海地方ローカルなのでご存じない方も多いでしょうけど。

全国区のCMではさすがにヘタヘタはないでしょうけど、ローカルCMだと製作予算の関係で手を抜いてしまうのかも知れません。でもやはり公共の電波で流すのですから、ヘタヘタはいけません。