リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リサイタル

2018年12月29日 23時06分30秒 | 音楽系
来年5月26日(日)に開催予定のリサイタル「バロックリュートの時代中川祥治リュートリサイタル元年」です。




いつもリサイタルには必ず弾いているバッハの作品はプログラムにありません。チラシの表面はライプチヒの駅でリュートをかかえた私がこれからドイツ特急ICEに乗るところです。イラストレーターのyuroyさんに描いていただきました。巷では階段を上がってくる人物が持っている楽器は確かにLars Jonnsenの楽器だが、その人物の足が長すぎるとか細すぎるとかいう声を聞きますが、特に意に介してはいません。(笑)

イラスストのデザインは、バッハが最も長く活動していたライプチヒの街を去り、別のところでコンサートする、今回はバッハを弾かないという暗喩を込めています。

本リサイタルでは、17世紀はじめのフランスの作品、17世紀後半のフランスの作品、そのフランスの作品の影響を強く受けていた時期のドイツの作品、ギャラントな香り漂うヴァイスの晩年の作品、そして脱バロック、古典派の前触れとなる作品を演奏致します。バロックリュートの全時代を俯瞰しスタイルの違いを楽しんで頂くという趣向です。今回はヴァイオリンとチェロの方にも入っていただいて、コハウトのコンチェルトも演奏します。沢山録音されている曲ですが、生ではなかなか聴く機会がない作品です。

チケットは12月27日からe+(イープラス)で発売しております。あとチラシ裏面に表示してある各所でも販売しております。お時間がおありでしたら是非お越し下さい。