小学校の高学年になるまで椅子に座って勉強するための机はありませんでした。家の隅っこに座机があり、その周りに教科書なんかを置いていたのでそれが一応勉強机ということになっていましたが、もちろんそんなところで勉強するわけはありません。
当時の塾、「ならい」と呼んでいましたが、近所に2つあり一応友達付き合いでいってはみましたが、たるくてすぐに止めてしまいました。算盤の塾もありました。これは1年ちょっと行きましたが、途中から競技主体みたいなクラスに行かされてその雰囲気がいやで止めてしまいました。暗算は得意だったんですけどね。
小学校5年生のときにO君という体の大きな子が転校してきてすぐに仲良くなりました。6年生になろうとしていた頃、津市にある某市立中学を受験するというので一緒に勉強を付き合ってくれないかと言われました。彼は塾には行っていなくて自力で勉強していました。
6年生になると担任の先生の支援もあってO君は随分高度な問題をやっていたようです。私もお付き合いでナントカ研究社が出している大判の○回テストシリーズという問題集を何科目か買って勉強しました。もちろんO君ほどは力をいれてはいませんでしたが、そのとき初めてウチで勉強するようになったのです。でも例の座机だったこともありそんなに長い時間勉強していたわけではありませんでしたが。