英語教育の専門家が小学校でみっちり教えればもちろん効果は大でしょうが、実際はESL(English as Second Language)は専門としていない外国人英語指導助手と英語教育は全く苦手な人が大半の学級担任の先生によるTeam Teachingというのが基本的形態で、これが費用対効果が全くあがっていない原因でしょう。
この中教審答申を受けて実際に学習指導要領を作るのは各教科の専門家です。ここから先は各教科とも専門家で進めて行くのできちんとした議論がなされていきます。
実際に現行の学習指導要領につながる中教審答申を見てみましたが結構微に入り際に入り書かれています。以前はこんなに細かい書き方ではなかったような気もしますが、これを受けて学習指導要領を作成する方達はもう雁字搦めですね。
これほど細かい内容を書くには10何人の委員ではまず無理でこのあたりは文部省の役人が書いているんでしょう。となってくると中教審の委員はある意味サロン的な意味しかないようにも思えます。件のヴァイオリニストはどんなこと言ってそれがどんな風に学校教育に反映されるのでしょうか。