リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

はずれ

2013年08月06日 12時37分26秒 | 音楽系
先月末にポール・マッカートニーの来日先行予約チケット申し込みをしました。当落が電話で確認できる期日になりましたので、さっそく確認しましたところ、みごとというかやっぱりはずれ。そりゃものすごい数だからなかなかあたらんでしょうねぇ。

ポール様のコンサートは10年前東京ドームで行われたコンサートに行きました。ポール様のお顔は点でしか見えない席でちょっと残念でした。ああいう巨大コンサートはどうしてもそうなるんですよね。

そういえば会場に入るときに三菱自動車のコルトが新発売ということで展示してありました。担当者は、もうこれが売れなきゃ三菱はつぶれますなんて言っていました。コルトはやっぱり売れず、でも三菱自動車はまだつぶれていません。強い会社なんですねぇ。

ポール・マッカートニーは御年71歳、現役バリバリのミュージシャンです。日本ポップス界ではその歳で現役感あふれるひとはいないですねぇ。矢沢永吉?松任谷由実?山下達郎?井上陽水?、現状を考えるとちょっと無理っぽいかな。

なにせ彼のコンサートでは50年に及ぶ創作活動の中から選曲されますから圧巻です。ライブでも結構取り上げられる、I saw her standing there なんか1963年の録音ですからねぇ。音楽史を見てもこれほど長い創作スパンを持っている人はまれでしょう。ラインケンとかテレマンとか少し新しいところではサン=サーンスあたりが長生きして創作活動期間が長い人です。ポール様は彼らに匹敵しますねぇ。そういう音楽史上稀に見る人ですから、皆様ぜひ機会があればライブに足を運びましょう。