リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

桑名の石取祭【追記あり】

2013年08月03日 23時20分55秒 | ローカルネタ
今日から桑名の石取祭(いしどりまつり)が始まりました。電源を使わない音としては、世界一大きな音がでる祭りでしょう。多分。なんとかうまいことやってギネスに登録できるといいなと思うんですが。(笑)

今日は第1日目で試楽(しんがく)と呼ばれています。午前零時に開始することになっていますが、それをたたき出しと呼んでいます。

早速午前0時に近所の通りに集結する祭車を見にいきました。



近所の町内の車が集まっているだけですので、そんなに沢山の祭車がいるわけではありませんが、やはり大迫力です。



この祭車の車輪を破魔(はま)といいますが、子供の頃は車輪のことをハマというものと思っていました。自転車のハマに空気を入れるとか、自動車のハマがどうたらこうたら・・・ハマが破魔であり、一般的には車輪のことをハマとはいわないということを知ったのは、高校生になって古典を勉強し始めたころでした。

実はうちの町内も50年以上前までは祭りに参加していました。江戸時代の下級武士であった渡邊平太夫という人が書いた桑名日記にも石取祭のことが何回か出てきますが、多分彼が住んでいたところから一番近い町衆であったウチの町内の祭車の祭り囃子の音を聞いていたんでしょう。というかイヤでも聞こえてたはず。(笑)


大正時代の写真。一番右端がウチの町内の祭車です。旧名の「八幡瀬古」で出ています。(市立博物館制作のポスターより)

もう10年以上前に町内の祭車は県内の神戸(かんべ)というところのとある町に売ってしまいました。桑名の周辺の町々にも実は類似の祭りがあるのです。神戸では8月の中ごろでしたか祭りがあるそうですから一度見てみたいものです。

【追記】
調べてみましたら、神戸の石取祭りはもう済んでいました。7月の終わり頃のようです。残念でした。