院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

師匠、師匠と言い過ぎる

2017-09-27 10:06:38 | 芸能

(落語の風景。ウィキペディアより引用。)

 芸人の世界で師匠とは先生のことである。その業界内で若手が先輩を師匠と呼ぶのは何の問題もない。

 だが、司会者やインタビュアーが年かさの芸人を師匠と呼ぶのはどうか?まして客や評論家が師匠、師匠と言うのには違和感を覚える。

 売れっ子芸人が売れない先輩を師匠と呼ぶと、かえって嫌味なことがある。

 ※私の俳句(秋)
    柿の実の色づいてきし両隣り


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1 コメント

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夫が妻をお母さんと呼ぶ社会 (シナモン)
2017-09-28 05:49:14
弟子入りした若手Bが、弟子入り先の先生Aを「師匠」と呼ぶ。日本社会において、ふつうにみられる慣習である。これは他の言語圏でも同じである。

そしてAB関係(師弟関係)の外から、例えば司会者Cが、自らの師ではないにも関わらず、Aを「師匠」と呼ぶ。これは例えば英語文化圏のような、人称を厳格に関係概念として守っている地域の言語ではあり得ない。

これが日本ではふつうに定着した語法になるのは、もうひとつの例を挙げれば納得する人も多いだろう。

それは結婚した配偶者同士が、子供が出来た後、子供の前では、互いを「お父さん」「お母さん」と呼ぶことがごく当たり前になっていること…。夫が妻を「お母さん」と呼び、妻が夫を「お父さん」と呼んでいる。互いが子供の立場になりすまして、子供にわかりやすい表現を使っていると考えるとわかりやすい。言語的には、厳格な関係概念は破綻しているが、日本では許容される日常的語法である。

シナモン:https://twitter.com/yamkam1020


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