(インターネットコムより引用。)
「年功序列をやめて、成果主義にする」と日立製作所が発表しました。政府もこの方針を後押ししているようです。
ですが、この方針はすでにバブルが崩壊したころに、しきりに言われたことです。なぜ、また同じことを言わなくてはならないのでしょうか?
そのとき年功序列の廃止に失敗したからでしょうか?いいえ私は、かつての年功序列廃止は必ずしも失敗していなかったと思います。
というのは、あれ以来、非正規労働者が激増したからです。非正規労働者に年功序列はありません。つまり、労働市場ぜんたいで見れば、年功序列でない労働者が増えたぶんだけ、年功序列の廃止が成功したとは言えないでしょうか?
(別の言い方をすれば、年功序列の廃止は、多くの非正規労働者を生むという思わぬ副作用をもたらした、ということです。)
※今日、気にとまった短歌
一度だけ二度とは言はぬこの我がおいくらですかと二度レジに聞く (豊田市)湯浅和己