院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「無限」の種類

2007-03-19 12:56:48 | Weblog
 「無限」とひとことに言っても、「無限」には何種類かがあることが分かっている。

 整数は無限にある。実数も無限にある。でも、両者の「無限」は要素の「個数」が違う。

 このことを見出したのは、数学者ゲオルグ・カントールである。

 「無限」の要素の「個数」という言葉もおかしいので、彼はこれを「濃度」と呼んだ。

 整数の無限の濃度と、実数の無限の濃度が違うことを、彼は初等的に証明した。

 分数も無限に存在する。分数の濃度は、整数の濃度と同じであることを、巧みなやりかたで彼は証明した。

 関数も無限に存在する。関数の濃度は、整数や実数の濃度と違うことも、彼は証明した。

 嘘かホントか知らないが、カントールはそんなことを考えているうちに狂ってしまった、と伝えられている。

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