(語族の分布。ウィキペディアより引用。)
世界には8,000もの言語があるらしい。うち文字表現をもっているのは、わずかに17言語だという。(ちょっと少なすぎる感じがする。たとえばドイツのドイツ語とスイスのドイツ語圏のドイツ語は互いに通じないのに、ひとつの文字表現としてカウントしているのだろうか?)
いずれにせよ文字表現をもったことは革命的で、文字表現は文化を著しく進展させた。日本の場合、百済から1,000年以上も前に「千字文」が伝わってきたことは幸運だったと言わなければならない。これにより稗田阿礼のような口伝者が不要となった。
日本では漢字を音として捉えたが、古代中国は違っていた。古代中国では漢字を音ではなく形として広めた。つまり「東」は音でなく「ひがし」を表す記号として広めた。そのため、まったく違う言語の民族に中央の意思を伝えることができた。(それにより広大な面積を支配できた。)
言語もいろいろだと感心させられる。
※今日の短歌
絵手紙に描かれたカツオ淡墨の光る背びれに初夏の輝き
井上紀子(東京都)