院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

続・文楽(人形浄瑠璃)

2017-10-04 00:05:39 | 芸能

(大阪国立文楽劇場。ウィキペディアより引用。)

 幼い私が文楽のホールの通路を走り回ったのは、飲み物食べ物が出なかったせいである。

 もうひとつは人形遣いが姿を隠さなかったことである。とくに人間国宝は黒子の衣装を着ることもなく、裃袴で出演した。子供用の人形劇では人形遣いは絶対に姿を見せない。白けるからだ。

 文楽では人間国宝並みの人は姿をかくさないどころか、逆に裃袴で存在を主張する。子供にとってはそれが邪魔だった。

 こうして幼い私は、まったく文楽を楽しむことができなかった。

 ※私の俳句(秋)
    雨降れど声を消さざる虫少し


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