(ヒアリ。ウィキペディアより引用)。
ヒアリに噛まれると、最悪の場合死ぬと報道されていますが、こういうのを「シロウト考え」というのです。
異物が体内に入ったとき、きわめてまれにアナフィラキシーショックというアレルギー反応を起こし、血圧が急降下し、最悪死にます。異物はなんでもよいのです。別にヒアリだけの特徴ではありません。ミツバチに刺されても、クラゲに刺されても同じことです。もっと言えば、抗生物質の注射でもショックは起こりえます。(可能性として)。
それを、あたかもヒアリの特徴のように報道して、善良な市民に無用な不安を与えるのは報道マンの悪いところでしょう。有名新聞の報道マンには東大卒が多いです。友人にもいます。
百歩譲って考えるなら、報道マン自身がいくら東大卒でも、アナフィラキシーショックというものに無知で自分も心配になり、上記のような報道になってしまうのかもしれません。(蛇毒のようなそれ自体が猛毒であるものと、猛毒ではないが異物としてアレルギー反応を起こしうる事態を混同しているのかも)。
ですが報道という社会生活に甚大な影響を及ぼしうる仕事に就いている人たちは、もっと勉強しなくてはならないでしょう。「シロウト考え」で報道してはなりません。アレルギーの一種にそうとう重篤なものがある。ただし、きわめてまれだと、そこまできちんと報道していただきたいものです。そうでなければ「たんなる煽り屋」と呼ばれるのを甘受してください。
※私の俳句(夏)
折り紙の手早き技よ帰省子は
ヒアリに齧られた人はみんな死ぬのかと
思っていました!
中にはアナフィラキシーショックを
起こして死ぬこともある、ということなんですか?
マスコミは正しい情報をしてくれなければ困りますよね。
世の中(特に政治家)、信じられないことばかりが
多くなって嫌になります。
マスコミはないと困るが、あまり人々を脅さないように心してもらいたいですね。
僕が少年のころ日本脳炎の予防注射をやりました。そのとき、ちょっと頭が痛いと「日本脳炎にかかったのでは」とマジで心配しました。
でも日本脳炎で死んだという報告は一例もありませんでした。あとで知ったことですが、日本脳炎を風土病としてもっとも心配していたのは、当時の日本駐留米軍だったのですよね。
駐留軍が心配したから予防注射を日本人の子ども全員にうったというのが真相のようです。駐留軍の心配は取り除いてやらなければと、当時の政府は考えたのでしょうね。ほんとにいい迷惑でした。
成熟していくのですか?
(すごく難しい質問であったら、
すみません、)
僕はコメントで「成熟していない少年少女」と言いましたが、とくに深い意味はありません。知識や視野がまだ少ないという程度の意味です。
それとは別に「精神発達論」というのがあります。そこでの成長とは「相手の立場を予想できる」すなわち「(例えば野球なら)塁手がどういう行動をとるか予想でき、団体競技が可能になる」ことです。(幼児は個人競技しかできません)。ですがヒアリ事件は「精神発達論」と直接関係がないので、もしまた機会があれば論じます。
このたびはコメントありがとうございました。
ヒアリ事件とは別だけれど、精神発達論というものがあるよ、と書いていただき、そういうものがあるんだな、とても興味深いな、と思いました。
私はニュースを見ていると、ヒアリ事件だけでなく、怖いな、と不安を感じること、多くて、
でも、不安をあまり感じないで、例えば、中里先生のように、きちんと考えを持つことが出来る人もいて、、、
ということに、人によって、何がどう違うのだろう、と一人悶々と思っていたので、
つい、コメントしてしまいました。
丁寧にお返事いただき、感動しました。
また、別の機会を、楽しみにしています。(別の機会ではないものも、楽しく読ませていただいてます。)
今後とも当ブログをごひいきに。